初めての感覚。「20年後の君へ」を見て | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」

ちょっと前、「20年後の君へ」というドラマを、旦那さんとみました。



見始めてすぐ、「よくある熟年離婚の話じゃないのー?」なんて思いながら、


「男ってさ、奥さんのこういう気持ち気付かないんだねー。
 仕事ばっかりで話し聞いてないんだろうな。
 仕事も大切だけど、もっと大切なものがあるのに、
 忘れちゃうのかなー」


なんて言う私。



「家族のための仕事なのに、自分の立場とかいろいろ変わってくると、
 こんな風になっちゃうのかなぁ・・・」
とポツリと言いながら、真剣に見入る旦那さん。



実は、旦那さんが中井貴一演じる旦那さんのようになるんじゃないか
ってちょっと心配していた私。

 

 


旦那さんは今年、若くして役職がつき、
部下と上司との間でもまれています・・・

 

 


中間管理職の苦悩 ってやつでしょうか。

 

 


このまま仕事がんばっていったら、
家庭のことあんまり考えてくれない人にならないかなぁ
なんて、思ってたところだったんですよね。



結局、私も真剣にドラマを見てしまい、見終わる頃には、私は号泣・・・

 

 


旦那さんもいろいろ考えさせられたみたい。



このドラマを見終わった後、私に大きな変化がありました。

 

 


次の日、なぜだか、「家族っていいな」って思ったんです。



初めての感覚・・・



「旦那さんと私も、『家族』っていうものになっていくんだな。
 それっていいな。楽しみだなぁ」


って思えたんです。



小さい頃から、漠然とだけど、
「明るい家庭を築きたい」
なんて、誰もが抱きそうな感情をなんとなくもっていました。

 

 


それが、大人になって、機能不全家庭育ちってことが分かってからは、
「同じ過ちを繰り返さないようにしなきゃ・・・」
って思いに変わりました。



今まで家庭を持つことが「楽しみ」だなんて、思ったことなかった。

 

 


でも、結婚願望は強かった。

 

 


それって、なんでかなって考えてみたら、
たぶん、自分の親を見ていて、
「結婚生活は楽しいんだ」とか「家族って温かい」とか、
思ったことがなかったからかもな って思った。

 

 


それと、親に認められずに依存して生きてきたから、
「結婚」という、永久的に依存できそうな関係性に、
無意識にも憧れていただけなのかも。



旦那さんと付き合って4年弱、
同棲して1年半、
入籍して8カ月。



一緒に住むというのは結婚前提だったけど、
同棲っていうのは、付き合っていた関係からの延長線にあっただけという感じで、
自然な流れで一緒に住むことになったような感じ。

 

 


そこに、家事が加わっただけ。

 

 


入籍してからも、
「『結婚』ってなんだ?『夫婦』って一体なに??」
っていう疑問があったし、子どもをもつことなんて具体的にイメージもできなかった。

 

 


そんな私が、初めて、
「旦那さんと家族になっていくことが楽しみだなぁ」
なんて思えたことに、自分自身とっても驚きでした。

 



あのドラマに、ちょっと感謝。



「未来は明るい」
だなんて、そんなくさいきれいごと、思ったことなかったけど、
「私のこれからの人生、案外楽しみなものかも!」


って、少し光が見えた気がしたよ。

 



「この先いろんなことがあっても、旦那さんと一緒に乗り越えていこう。
 いい家庭を、私たちが築いていこう」


って、強く思えるこの頃です。





もうすぐ海外挙式後のお披露目パーティー。

 

 


それを目前にして、自分の心に大きな変化があって、
とってもよかったなぁ。






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