初めて心療内科に行ってきた② | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」

 

《こちらの記事》の続きです。

 

 

 

診察前に、受付でもらったアンケートに答えていて思ったのは・・・、

 


・・・自分が何に困っているかがよくわかっていなかった

 

ってこと。

 



!?



アンケートには、「どんなことにお困りですか?」
っていう欄があったけど、
 「あれれ?なんだっけ??何に困ってんだ私は・・・」
と思ってしまい、うまく表現できない・・・

 

 


考えてもまとまらない。

 

 


こういうアンケートってサっとすばやく終わらす私なのに、
なんと手が進まない。

 

 


めずらしく、手こずってしまいました。



 「ありゃりゃ、うまく先生に話せるかしら」
とちょっと不安になる自分がいたけど、


 「ちゃんと聞いてくれない先生なら、別の病院に行けばいっか」
と開き直り。



名前を呼ばれて、診察室に入る。



先生は優しそうな50代くらいの先生。
丁寧な言葉を使う男性です。



先生にもさっそく、
 「どんなことにお困りなの?」
と聞かれる。

 

 


 「それを考えているのですが・・・よくわからなくなってきました」
と正直に答える私。



そんなこと言われたって、先生だってわかんないから困るよね・・・

 

 


 「そう言われてもね(苦笑)」
と先生。

 

 


だよね・・・

 



そこから、
 「私はACだと思う」
だとか、


 「機能不全家庭に育ちました」
とか、


 「母親は人格障害じゃないか って思う」
なんてことを言っていたら、


 「あなたが思うACって何?人格障害は?」
と聞かれ、私なりの説明をすることに・・・




どうやら先生は、ACという意味を軽々しく使ったり、意味を誤解している人が多いから、
私なりの知識を確認したかったようです。



私はぽつぽつ話しながら、問題はだんなさんとのことだと話し、
名刺を見つけた時のことを話す。

 

 


 「感情がうわぁってなるのがもう嫌で、疲れました。
  彼に嫌われないように、陰で泣いたりするのももうやめたいんです」


と話す。



先生は、


 「うーん。あなたはアレだね。愛しすぎる女たち。
 『愛しすぎる女たち』っていう本読んだ?あなたはそれだね」


と。

 

 


 「あ、読みました!私も読んでて私のことだって思いました」


と私。



 「あなた、早く気付いてよかったね。
  この手の問題は40代50代になってから気づく女性が多いんだよ」


と先生。



・・・へぇ、そうなんだ。

 



 「ここはそういった問題には強いと思います。

 ただ、あなたの場合、早く気付いたから、
 グループワークはギャップがあるかもなぁ・・・」


とぶつぶつ言う先生。

 

 


私はここで向き合っておられる女性たちと年代に差があるから、
どうやらグループワークには参加しない方がいいみたい。



てか、40代、50代で気付く?

 

 


もっと年をとってから気づくってことは・・・、


それまでその方たちのだんなさん、苦しいじゃん!超かわいそう・・・

 

 


だって、私が自分の問題に気付かぬまま彼と結婚して20年近くやっていくってことでしょ!?

 

 


彼絶対つらいもん。

 

 


だから、その方たちのだんなさんも苦労されたのでは・・・



・・・



先生と話していると、信田さよ子さんやクラウディア・ブラックといった、
私が読みあさっているジャンルの本の作者が出てきたので、
この手の問題についてよく知っておられるんだと安心。



それから、私の過去の話へと先生は質問を変えていきました。




 先生 「過去に関係を作り上げることが難しかった恋愛は?」


 私  「DV受けました」


 先生 「それはいつ?」


 私  「24、5のとき」


 先生 「どうやって別れたの?」


 私  「常々別れるっていいながらも一緒にいる日が続いたけど、
     ・・・省略・・・ 無理やり別れた」


 先生 「付きまとわれなかった?」


 私  「付きまとわれました。携帯も変えて、無視しまくりました。
     そしたら1、2ヶ月くらいで引きました」


 先生 「がんばれたんだね。そこまで頑張れない人もいっぱいいるからね。
      振り切る力はあったんだね。

      他には?変わった恋愛はない?」


 私  「他はないです」


 先生 「じゃあ、次はあなたの育ってきた環境をきくよ。お父さんは?」


と、先生の質問は続きました。



先生に両親のことや、自分の生い立ちのことを話し、
先生が出したのは、カウンセラーと1対1で治療(というのかしら?)していくのがいいとのこと。



ただ、自費診療になるっていうのがネックだし、
私は仕事をしてるから、カウンセラーが病院にくる時間に行けない。

 

 


だから、直接カウンセラーから連絡させます とのこと。



うーん、どうしようか・・・