DVを越えて…「生きててくれてありがとう」 | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」

毒親に悩んでいる方・実母のことを「嫌い、憎い」と思ってしまう方のためのカウンセラー 加藤菜々です^^


《はじめましての方はこちらをどうぞ》

《あなたの親は毒親?親子関係見直しチェック》

 

 

 


わたしがカラーをしに行っている美容院があるのは、私が一人暮らしをしていた街。

 



今でも大好きな街。

 



そして、私をカウンセラーを目指す道へと導いてくれた街。

photo:01


暮らしてたマンションがある通りの写真もとってこればよかった(^^;;



二番手の恋をしていたときも、DVにあったときも、私はこの街に住んでた。

 



DVがなかったら、私は今、こうしてブログを書いていなかったと思う。

 



だから、この街は私の原点。

《DVについてはこちら》



ココカラヘアがここにあるのは、きっと、「原点を思い出して、過去の苦労に感謝しなさい」という、神様からのサイン。



久しぶりにこの街にきて、そんなことを思いました。



神様、私はこの街で味わった辛かった過去を、ようやく全部受け入れられました。



もうこの街にくるの、つらくないよ。

 



やっぱりこの街は、大好きだよ。



そんなことを思えた、ココカラヘアにいった日。



こんな言葉をFacebookでみつけたよ。



―――

大人というものは、

どんなに苦労が多くても、

自分の方から、

人を愛していける人間に、

なることなんだと思います。

人間はあさはかなもので、

身にふりかかってこなければ、

なかなかその悲しみはわからない。

若い、苦しみに満ちた人たちよ。

若いうちに苦しいことが

たくさんあったということは

同じような苦しみに堪えている人々に

どんなにか胸せまる愛情がもてることだろう。

本当に強いやさしい心の人間になる条件は

その人が、経験した苦しみの数が

多いほどふえていく。

そしてまた 人の心をうつ

美しくやさしい心の作品をつくる

芸術家にもなっていける。


facebook「偉人たちの名言集」より引用

―――



いわさきちひろさんの言葉だそうです。



途中、ちょっと省略した部分もあります。




大好きだったこの街での一人暮らし。



少しずつ、好きなもの、好きなインテリアを、お給料で買い、

私の大好きを集めていった、お気に入りの私のお部屋。



生まれて初めて、好きなように、気ままにつくりあげることができた、私だけのお部屋。

 



イスに座ってコーヒーを飲めば、6階の窓からきれいな青空が見えた。

 



寝転べば、夜は月がきれいに見えた。

 



カーテンをあけたまま、月の光に照らされて寝た日も、数多くあったな。

 



仕事から帰ってこれば、玄関から遠くにテレビ塔が見えたし、

ドアを開けて部屋にはいれば、遠くにトリトンがキラキラ光って見えてた。

 



豆からハンドドリップでコーヒーをいれるのが好きな私。



友達をもてなせば、「菜々んちカフェみたい!」といって喜んでもらえてた。



そんなとっても幸せな日々から、DVが始まり、地獄に落ちたと思った。

「どうして私がこんな目にあうの…?」



聞いたことのない、私を罵る暴言たち。

 



毎日頻繁に届く、下品で私を蔑む言葉のメールたち。

 



一晩中鳴る電話。

 



電話に付き合わされ、寝れずに朝を迎えた日。



夜中に突然やってきて、大声を出しながらドアを叩く音。

 



ドアを開けたら包丁をもって玄関に座ってたこともあった。



真夜中にパジャマのまま、何ももたずに部屋を飛び出、近所を逃げ回った日もあった。

 



引きずられ、お湯をはった湯船に顔を突っ込まれたこともあった。

 



脱がされ玄関まで髪をひっぱられ、外に出されそうになりながら、土下座をさせられたこともあった。

 



服を剥ぎ取られ、一方的すぎる無理矢理な行為をされたことも、たくさんあった…



その行為の直後の、涙も枯れ、魂が抜け切った私の写真をとり、ばらまくと脅されたこともあった…



親友がくれた、お気に入りだったゴミ箱を割られた。

 



壁に穴も空いた。

 



あぁ…、大好きな私のお部屋が、お気に入りの空間が、私のおうちカフェが、

ぐしゃぐしゃになってく。



私が初めて手に入れた、安心できる空間が、壊れちゃった。



「テメーなんて生きてる価値ねぇんだよ!そっから飛び降りて死ね!」



そっか…



私のせいか、この人がおかしくなったのは。



私なんて、生きてても意味ないか。

 



じゃあ、もういなくてもいいかな。



この人と一生いるしかないんだ。



私、幸せになっちゃいけないんだ。



でも、飛び降りたら、なんだか親に申し訳ないな。

 



でも、もう辛すぎて、心もよくわからなくなっちゃって、この世にいたくなくなってきたな。



私ってやっぱり、幸せになれない運命なんだな。



 

 

 



あー…

久しぶりに当時のことを鮮明に思い出した。



ふぅ…

ゆっくり深呼吸…



書いてて涙がでてきたよ。

 



でもこの涙は

感覚が麻痺して泣けなかった24歳のときに流したかった私の涙だと思う。



6年たった今、私の頬を流れている気がする。

 



当時の私を、心の中で今、ぎゅーって抱きしめて、私の大好物のナデナデをしてあげています。



裸で下を向いて体操座りして、震えながら泣いてる私が見えたから。



辛かったね…



よく生きてたね。



生きててくれて、本当にありがと。



だいじょうぶ。



6年後、あなたは本当の幸せに出会えるよ。



幸せになって、いいからね。





若いときにつらい経験をたくさんしてよかったな^ ^



苦しかった分、私は強くなったし、優しくもなった。



つらいことがあると、つらい人の気持ちが、わかるようになる。



つらいことの数だけ、わかる気持ちが増える。



こんな私は、この世の誰か、一人くらい、支えられると、強く強く思える。



今つらいあなた、まだヒヨコな私や、他のプロのカウンセラーさんが、今はそっと支えるね。



つらいときをぬけたら、あなたも必ず、誰かを支えられる日がくるよ。



そのときは、愛をもって、その誰かを支えてあげてね。



はっ!
なんか詩人みたいになってもーた∑(゚Д゚)



読んでくれて、ありがとぉ。



菜々

 

 

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