自宅のそばにまだ田んぼがいくつかまだ残っています。

ちょうど寝室の窓の外近くに広い田んぼがあって、夜になると世界がカエルの鳴き声に包まれます。
 
最近「自然音」「ヒーリング」ともっぱら人気の高い「虫の声」。
 
カエルは初夏、田植えのための水が田んぼに引かれたころから鳴きはじめ、
長いものだと夏の終わりまで鳴き続けます。
一番の盛りは「田んぼの水が入ってから~1ヵ月ちょっと」ですね。
この時期はカエルにとって、正念場なのです。
その理由はカエルが鳴く「意味」にあるのですね。
 
カエルの合唱の(カエルが鳴く)意味とは?
カエルが夜(昼も鳴いてはいるが、主に夜)、
「大合唱」を繰り広げている理由はずばり、「繁殖」のためです。
カエルはオスしか鳴きません。
オスがメスにアピールするために一生懸命声を出し、
メスはそれを聞いてオスを選ぶのです。
また、オス同士が縄張り争いのために
「ここにいるよ」と声を発する意味もあります。
 
あの玉の雨が降りしきるごとき大合唱は、
カエルたちの命が音となって夜を跳ね回っているような、
むしろ「静けさ」すら感じる荘厳さがありませんか?
ふと目を閉じてその音に聞き入ってしまうことがよくあります。


  自然を深く感じて癒やされます。