尊敬する元教育長さんが今年の⒋月に他界されました。
先日の恩師に引き続いてお話しします。
私の現職の時から評価育成システムが導入されました。
校長は教育長から、そして各校長は自分の任された教職員の育成のために
どのように一年間の計画を立てて実践し、

その成果がどうであったかをシートにまとめて提出し、

それを基に面談をするというものにです。
  ちょうど教育長室で通常の面談が終わり、
教育長さんからこんな質問をされたのでした。

「評価育成の面談はひとわず終わりますよ。

ところで、私は個人的に一度貴方に聴きたかったことだけれど、

貴方の学校経営のポリシーは何なのか?」と

「私は、恥ずかしいですけれど、そんなたいそうなものは何も持っていません。
ただ、私は教諭時代 人には言わなかったけれど、

誰にも負けていないクラス、学校中で一番のクラスを創ろうとしていました。
それは
一人ひとりの子ども生かし、輝かせること
それが校長になり、職員一人ひとりを輝かせること、大変失礼ですが、

先生方が学級を持っていたときの子どもたちそのものなんです。
先生方が輝けば、担任してもらっている子どもたちが当然一人ひとり輝くものですから」と

教育長さん「ほんと、よくわかった。有り難う」と大きく頷かれました。

教育長さんが本音でわたしに向き合ってくれていた事に対して感謝しかありませんでした。