戦国武将の毛利元就が、三人の子に伝えたとされています。
結束の重要性を説いた逸話ですね。
毛利元就には、長男隆元、次男吉川元春、三男小早川隆景がいました。
武辺者の次男、知将の三男は事あるごとに兄弟喧嘩をしていました。
各々はどこに出しても恥ずかしくないほどの名将だったのですが、
兄弟喧嘩を続けたままでは毛利家が安泰しないと考え、
元就が協力の大切さを説いたと言われています。
「矢は1本では簡単に折れるが、3本束ねると折ろうとしても簡単には折れない。
同じように一族も結束して強靭に生きよ」と。
この前、テレビで『三矢』をなんと読むかという議論がありました。
投稿して尋ねた視聴者の方が、ずっと「さんし」と思い込んでいたのが、
ニュースキャンターが「みつや」と読んだことで、
どちらが正しいかと。結論はどちらも間違いではなく、どちらもいいのですが、
地元では、「みつや」と呼ばれて定着しているらしいです。
その名前にちなんだ駅も存在し、地元の神社の宮司さんも昔からそう呼んでいるとかでした。
このことを用いて、学校運営の事で話した事がありました。
校長、教頭、そして先生方をまとめ
そのリーダー役とされる首席の三人が結束して同じ方向、
ベクトルを向いていけば学校経営がうまくいくと話してきました。
これは、社会のどんな分野にも言えることだと思います。
トップがどれだけ優れていても、ワンマンになっていたら、
いつかは破綻します。
一緒に行動できるサポート役が必ず必要なのですね。