〜8月15日〜
🇯🇵日本では〈終戦記念日〉
平和を祈願し、
戦争による犠牲者への慰霊式典などが
各地で行われますが
🇰🇷韓国では、
四つの国慶日のひとつである
〈光復節〉です。
光復とは、
「奪われた主権を取り戻す」
という意味を持つ朝鮮語の単語語。
大韓民国においては
「1945年8月15日に
朝鮮が日本の植民地統治から脱し
自主独立を取り戻した事件」
と定義しており、
8・15光復とも表記される。
韓国政府は、
光復を記念するために
毎年8月15日を
光復節という祝日に定めている。
※ウィキペディアより
🇯🇵も🇰🇷もカレンダーは㊗️ですが
同じ8月15日でも
お国によって
捉え方や過ごし方の差の大きさに
在日三世である私にとっては
感慨深い1日です。
。。。
もう40数年前でしょうか。
亡き父がお酒を飲む度に
私にしていた話を思い出します。
。。。
小学四年生の時に
何も分からず母に連れられ
韓国慶尚北道から
日本に渡ってきた時の話や
言葉も分からないまま
日本の学校に通い差別を受けたという
父の幼少期の苦い思い出話。
。。。
そして
韓国慶尚南道から
両親が日本に渡ってきた後
日本で生まれた母と
九州熊本で出会い
私が生まれた。
。。。
分断された北朝鮮と南朝鮮。
北朝鮮の人たちは中国へ
南朝鮮の人たちは日本へ
流れる人がほとんどで
現在日本で暮らす朝鮮韓国の人は
ほとんどが南朝鮮＝韓国から
流れてきた人にもかかわらず
「朝鮮籍」か「韓国籍」の選択を迫られ
本名と通称名
ふたつの姓名をもち
暮らすようになります。
私は、
というより
私の両親の選択は「朝鮮籍」
幼稚園から小学三年生まで
そんな事も知らされず
通称名で日本の学校に通い
幼心ながら
「差別」というものを
空気で感じていた気がします。
小学四年生のある日
何の説明もなく
朝鮮学校に転校させられ
（村の分校のような小さな校舎でしたが
転校してから性格が180度かわりました）
高校までの9年間
俗に言う「民族教育」を受けました。
。。。
成人し、自分の目で社会をみて
はじめて韓国に行った時には
目が飛び出るくらい驚きました。
自分が学生時代に受けた教育で学んだ
「韓国」とは天と地
まるで違っていたからです。
北朝鮮には行ったことはありませんが
「地上の楽園」と洗脳されていた北朝鮮。
幼子も駅前で靴磨きしているという
「貧しい韓国」
。
。
。
教育とは
本当コワイです。
ありのままを伝える大切さを
痛感しました。
もし私なら
まだ理解出来ないかもしれない
そんな年齢の子供にでも
何故あなたがここにいて
…
何故あなたには
ふたつの名前があって
…
何故この学校に行くのか
…
行きたいのか
…
という説明を
じゅうぶんにして
子供にも選択肢を与えてあげたいなと
…
子供の性格形成や
人間力養成に
幼少期の環境は
とても大切だからこそ
世間や時代背景ではなく
ひとりの人間として対等に接し
本人の意思を尊重してあげたいと。
…
その後、結婚。
相手が日本人だったので
当時それはそれは猛反対にあい
国籍をかえ「日本籍」に。
そんな私が
韓国の製品と関わり
赤いパスポートをもち
韓国に足しげく通いながら
「自分の目で見たもの以外
何も信じない」
という結論に達しました。
。
。
。
日本の社会では
習ったことのない言葉や
「日本史」「漢字」「ことわざ」
「常識」が多すぎる。
。
韓国に行っても
習ったはずの「朝鮮語」が通じない。
。
家庭では
韓国料理を食べ
日常に韓方や薬膳にふれ
育った私ですが。
。
体には韓国の血が流れていても
日本で生まれ育ち
日本にいても韓国に行っても
何もかもが中途半端で。
。
一体自分は「なに人」なのかと
本気で悩んだ時期もありましたが
。
結論は
…
「地球人」
。
誰に恥じることなく
正々堂々と
「地球人」です。
前置きが
とてもとても
長くなってしまいましたが
「戦争」
というものがもたらした
数えきれないほどの「不幸」
辛い過去の経験を
二度と繰り返すことのないよう
これから育つ未来ある子供たちには
辛く悲しい思いをさせないためにも
「平和」な世の中であるよう
心から願う今日8月15日です。
毎日毎日ニュースを騒がせている
「日韓問題」は
胸が痛く悲しくなるばかりです。
史上最悪の国関係だと言われていますが、
「近くで遠い国」ではなく、
過ぎたことを許しあい
「平和」のために調和し
良い関係を取り戻してほしいです。
何を言わんとしているのか
まとまりのない文章になってしまいましたが
今日は亡き父にお酒でも供え
静かに手を合わせたいです。
この世に存在しなくなって
19年ほどが過ぎ
亡くなった時の父の年齢に
どんどん近づく私。
今ならもっと話を聞いてあげれたのに。
今ならもっと優しくしてあげれたのに。
今ならもっとわかってあげれたのに。
と後悔ばかりで。。。
あの頃のアボジと話がしたいです。
合掌