今日の午前中はマインドフルネス瞑想を体験してきました。
お友達の田島和歌子さんが主催しているつくばサンガの集いには、つくば市内外から6名の方が参加されていました。
6月の初めての会から今回で2回目の参加。
シンギングリンの話をしたら、ぜひ聴いてみたいとのことで、リンも一緒に持っていきました。
最初の誘導瞑想で横になっている15分くらいの間、リンを奏でさせていただきました。
まだまだ未熟な演奏にもかかわらず喜んでいただけたようで嬉しいです。
奏でた一音から多彩な音色と倍音の響きが広がっていきます。
わたしが何が音を出そうとしなくても、音は向こう側からやっできて、生命があるかのように自由に歌っているのを感じました。
だからシンギングなんだな〜
5つのマインドフルネス・トレーニングといって、仏教の教えを現代向けに分かりやすく説いたティック・ナット・ハンの文章を音読したり、マインドフルネスの歌をみんなで歌ったり
食べる瞑想では最初に沈黙の時間があり、
目の前の食べものがどこから来たのかなどに思いを馳せ感謝していただきました。
お菓子やイランのお土産をありがとうございました。
冊子をいただきました!
気にいったのは「歩く瞑想」です。
近くの公園まで、一歩一歩よく注意を向け、急がずにゆっくり歩きます。
息を吸って、息を吐く呼吸にも気づきを向けます。
どこかに辿り着くために歩かないで、ただ歩くことを楽しむために歩く。
今ここ、この瞬間を味わいつくす。
私たちは仕事や勉強など具体的な成果や目標に向かって、心は未来や過去にあり、時間に追われて日々を過ごしています。
でも、大切なのは今この瞬間。
そういう今が積み重ねていった先にある現実こそが、本来魂が望んでいることなのかもしれませんね。
次の言葉が印象に残りました。
「マインドフルに歩くことは平和と喜びをもたらし、生きることをリアルなものにします。私たちの最終目的地は墓場なのですから、一歩ずつこの瞬間の平和を楽しみながら、いのちへと歩いてみてはどうでしょうか?」
スペインの巡礼の旅をしたときも同じことを感じたことを思い出しました。
歩き始めは、旅のゴールであるサンチャゴコンポステーラに着けるかどうか意識があり、いかに効率的よく歩けるかを気にしていました。
ですが、自分の呼吸を感じながら大地と肉体を感じながら歩くうちにいつしか、自分が道と一体になり、一歩一歩歩くこと自体が楽しくなってきて不安も恐れもなくなってきました。
着いたときは喜びよりも安堵感と平和な気持ちになりました🕊
巡礼は歩く瞑想だったのですね。
以来、私の人生観みたいなものが前よりちょっと変わったのはそういう感覚が旅だけでなく日常でもわりと続いている影響があるのかもしれません。
皆様穏やかで居心地がよく、
暖かく満たされた心で帰路につきました。
シャワーを浴びてサッパリして寝転がりながら、冊子を読んでいたら、
「のんびりする日」という文章があったので、
何もしないでのんびりするんだ〜
これはいいなぁ
と思っていたらすっかり寝落ち(笑)
夕方目覚めてピアノを練習したら、
いつもより一音一音がクリアに意識できて、
ゆっくりながらも歌いながらいつもよりもリアルにイキイキと弾けたのです。
テクニックも大切だけど、やっぱり今ここに集中する意識のあり方があってこそだよ、と誰かに言われた気がしました。
呼吸と音に意識を向けることを大切にするマインドフルネス瞑想。
サウンドヒーリングやヨーガの際にも、新たな気づきをいただきました。
次回の瞑想会も楽しみにしています。