想い出は多い方がいい、たとえそれが辛いものだとしても。 | 【ブログお引越ししました。リンクは最新記事からどうぞ】魔法のカムラック☆

【ブログお引越ししました。リンクは最新記事からどうぞ】魔法のカムラック☆

ブログの更新を終了いたしました。長年のご愛読ありがとうございました。


{CCB7D6A7-14E8-43E7-AA64-C962DA81FFD5:01}


映画
「永遠の0」を観てきました。

映像が綺麗で

音が綺麗で。

岡田くんの演技に心揺さぶられつつ。
(ほぼ、顔しか映っていないという
表現方法の中で
表情だけでいろんな感情を
表現していたのが素晴らしかった)



色々思い、考えることはありますが

一番強く想ったのは

昨年、亡くなった祖父のこと。



戦時中は海軍だった祖父。


8年程前のこと。

縁あって、
海上自衛隊の護衛艦の内覧に招待を
頂いたので
祖父を連れて一緒に観に行きました。


{43C41B9C-9DBE-4AEC-9808-D949BC6B121C:01}


館内に乗り込むと
足腰の弱っていた80代の祖父は

まるで20代の青年かのように若返り、
船内を駆け回っていました。



海上自衛隊の制服を着て
「懐かしい、懐かしい。。」と。



想い出は
人を強くしてくれる。



その祖父も昨年亡くなり。

入院していた祖父は
亡くなる数日前、
病院のフロアに響きわたるくらい
泣いていたそうです。


「戦時中のお仲間の名前でしょうか。
おひとり、おひとりに
呼びかけていらっしゃいましたよ」
と、後日、看護婦さんに聞きました。




護衛艦ではしゃぐ笑顔からは
想像のつかなかった
祖父の涙。



入院する前にも戦時中の話を
ポツリ、ポツリとは話してくれたけれど
暗い顔ひとつせず、だったのに。


その涙はどこからやってきたんだろう。


戦って、なんなんだろう。。




ふと、語源を調べてみました。

*・*・*・*・*・*・*・*
『戦』とは、「セン・たたかう・いくさ・おののく」と読みますが、
戦の文字は、「単+戈」で、
「単は盾(たて)」の事です。
「戈」は「干戈(かんか)」で
盾とほこを意味します。
簡単に言えば、
「盾とほこ」を両手でもって戦う形です。
*・*・*・*・*・*・*・*

なるほど。

ヒトノチカラで戦う潔さ、か
飛行機や軍艦に頼る卑怯さ、か




また、
"戦"はこんな読み方も。

 *・*・*・*・*・*・*・*
そよ・ぐ【戦ぐ】国語
[動ガ五(四)]風に吹かれて草や木の葉などがかすかに音をたてて揺れ動く。「風に―・ぐ葦(あし)
*・*・*・*・*・*・*・*

そよぐ、ことは
流されるようでいて
じつは、
戦い方の一法なのかもしれない。
ね。