映画
「永遠の0」を観てきました。
映像が綺麗で
音が綺麗で。
岡田くんの演技に心揺さぶられつつ。
(ほぼ、顔しか映っていないという
表現方法の中で
表情だけでいろんな感情を
表現していたのが素晴らしかった)
色々思い、考えることはありますが
一番強く想ったのは
昨年、亡くなった祖父のこと。
戦時中は海軍だった祖父。
8年程前のこと。
縁あって、
海上自衛隊の護衛艦の内覧に招待を
頂いたので
祖父を連れて一緒に観に行きました。
館内に乗り込むと
足腰の弱っていた80代の祖父は
まるで20代の青年かのように若返り、
船内を駆け回っていました。
海上自衛隊の制服を着て
「懐かしい、懐かしい。。」と。
想い出は
人を強くしてくれる。
その祖父も昨年亡くなり。
入院していた祖父は
亡くなる数日前、
病院のフロアに響きわたるくらい
泣いていたそうです。
「戦時中のお仲間の名前でしょうか。
おひとり、おひとりに
呼びかけていらっしゃいましたよ」
と、後日、看護婦さんに聞きました。
護衛艦ではしゃぐ笑顔からは
想像のつかなかった
祖父の涙。
入院する前にも戦時中の話を
ポツリ、ポツリとは話してくれたけれど
暗い顔ひとつせず、だったのに。
その涙はどこからやってきたんだろう。
戦って、なんなんだろう。。
ふと、語源を調べてみました。
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『戦』とは、「セン・たたかう・いくさ・おののく」と読みますが、
戦の文字は、「単+戈」で、
「単は盾(たて)」の事です。
「戈」は「干戈(かんか)」で
盾とほこを意味します。
簡単に言えば、
「盾とほこ」を両手でもって戦う形です。
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なるほど。
ヒトノチカラで戦う潔さ、か
飛行機や軍艦に頼る卑怯さ、か。
また、
"戦"はこんな読み方も。
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[動ガ五(四)]風に吹かれて草や木の葉などがかすかに音をたてて揺れ動く。「風に―・ぐ葦(あし)」
*・*・*・*・*・*・*・*
そよぐ、ことは
流されるようでいて
じつは、
戦い方の一法なのかもしれない。
ね。