おじいちゃんの部屋にあった
ジャンク品。どんな写真が写ったんだろうな
降りたシャッターが
うまく上がらなくて
昔のフィルム。
写してる途中で、フィルムケースを開けちゃって
全部ダメにしちゃったり。
おじいちゃんに現像を頼まれて
陽の光から守るように
小さな両手でフィルムケースを
握りしめて
カメラ屋さんに弟と向かったあの日。
もっとも、そんなことでは
ダメにならない構造なんだってこと
大人になってから知りましたが。
暗室で投影したり
現像液に浸して
浮かび上がる写真。
あの瞬間は
忘れられないな。