新郎新婦より格を落としひかえめに装う

新郎新婦を引き立てる心づかいは、装いの面でも同じです。

特に司会者が新郎の友人で同年輩の場合など、どちらが新郎かわからないようでは、司会者としてのマナーに欠けるといわなければなりません。

とはいえ、司会者は招待客に対しては当事者側の立場ですから、普段着では失礼になります。

新郎新婦、両親、媒酌人に準ずる装いを心がけるのがエチケットです。

新郎新婦が正装の場合は、司会者は略礼装のブラック・スーツがふさわしいといえます。

ワイシャツは白のスタンダード・カラーとダブル・カフス。

ネクタイはシルバー・グレーの結び下げ。

タイ・ピンやカフス・ボタンは新郎よりひかえめのものをあしらいます。

靴は黒革のプレーン、靴下も黒無地にして、全体の調和を整えるように心がけます。

 

大橋直久~カウンセラー