レイです。

夏の暑さが過ぎ去り、一日ごとに秋の気配を感じます。

 

10月4日は十五夜、中秋の名月。6日には牡羊座で満月を迎えます。月がまあるくなるのと共に、私のなかにも明るいパワーが満ちてきます。月の表情も、にっこりと優しく明るくみえます。

 

十五夜というと、『月のうさぎ』のおはなしが思い浮かびますが、

月のうさぎのお話、みなさんはご存知ですか?

 

『昔、あるところにうさぎときつねとさるがいました。ある日、疲れ果てて食べ物を乞う老人が現れ、3匹は老人のために食べ物を集めることに。さるは木の実を取り、きつねは川から魚をとってきました。

 

うさぎは一生懸命食べ物を探しましたが、結局何も持って帰ることができませんでした。そこで悩んだうさぎは、「どうぞ私を食べてください」といってみずから火の中にとびこみ、自分の身を老人に捧げました。

 

じつはその老人とは3匹の行いを試そうとした帝釈天様(たいしゃくてん)という神様でした。帝釈天様はうさぎを哀れみ、月の中にうさぎの姿を甦らせることで永遠のものとしました。』

 

これからは食べ物に困らないように、中秋の名月が豊穣祝いであることと重ねて、たくさんのお米がとれたことに感謝する意が込められていると伝えられています。

十五夜には、月のうさぎを想って空を見上げます。ススキには守護の力があり、お月見団子には、努力や苦労が実を結び幸せになりますようにという祈りが込められていて、お供えしてからいただくことでお供え物に宿った力が身につくそうです。

 

北から南まで晴れ、それぞれの地でよいお月見となることを願います。豊かさと実りの感謝を受け取れる日となりますように。