​HSPとは?


HSP(Highly Sensitive Person)
ハイリーセンシティブパーソン


HSPは、米国の心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のことです。



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​HSPって何ですか?
わかりやすく教えてください。



HSPという言葉は、感受性が高い人のことをいいます。感受性が高いとは、他の人よりも細やかで感情豊かな性格を持っていて、外側からの刺激に敏感に反応しやすいことを表します。HSPの人は、「繊細さん」と呼ばれることもあり、周りの環境や刺激にとても影響を受けやすく、ストレスを感じやすい傾向があります。心理学の分野では、個人の性格や感受性を理解するためにこの概念が使われています。

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たとえば、

・繊細で傷つきやすい

・相手の感情やニーズを敏感に察知する

・新しい環境や刺激に対して過剰に反応することがある

・騒音や刺激が多い環境を避けたがる

・深く考え込むことが多い

・ルーティンや予測可能な状況を好む

・目標や価値観が強くあり、それに基づいて行動する

・集中力が高く、注意力散漫な状況が苦手

・内省的で自己反省が多い

・他者の感情や状況に共感することが得意


といったことがあげられます。


私自身、自分がHSPであることに気づいて、そこから自分を受け入れるまですこし時間がかかりましたが今は以前のような生きづらさから解放されました。


HSPということに気づいた方は、驚きや解放感、納得感、そして自己理解の増加を感じることがよくあります。


HSPであることを理解すると、過去の感情や行動、ストレスや疲労の原因などがより明確になり、それらを受け入れて理解することができるようになります。


さらに、他のHSPさんと共感し合うことで、自分が特別な気質を持っていることを理解されていると感じて安心できるようにもなります。


​HSP4つの特徴


HSPの特徴的な性質は「DOES(ダズ)」と呼ばれています。


D(Depth of processing・デプス・オブ・プロセシング

OOverstimulation・オーバースティミュレーション

E(Empathy and emotional responsiveness・エンパシーアンドエモーショナル・レスポンシブネス

S(Sensitivity to subtleties・サンシティビティ・トゥ・サブティリーズ


D:深く考える

簡単なことでも、深く考えていろいろな思考をめぐらせることができる

・熟考が得意で、行動する前にじっくり考えることがあります。

・幅広い視点から情報を考えることができます。

・調べ物をすると深い知識を持っていることがあります。

・お世辞を見抜くことが得意です。

・一時的な快楽よりも、生き方や哲学的なテーマに興味を持っています。


O:刺激に敏感

刺激に強く反応し、疲れやすい

・人混みや大きな音が苦手で、疲れやすい

・友達と楽しい時間を過ごすけど、気疲れしやすく帰宅すると疲れる

・芸術作品に感動して泣きやすい

・些細な言葉で傷つき、忘れられない

・繊細なことに驚きやすい


E:感情の反応が強く、共感力が高い

他人と感情的につながりやすく、相手の感情に影響されやすい

・他人の気持ちに影響されやすい

・悲しい話や映画を見るとつい一緒に泣いてしまう

・人の機嫌や感情を敏感に察知する

・子供や動物の気持ちも理解できる


S:微妙な刺激に敏感

些細な刺激に敏感で、他の人が気づかないものにも注意が向く

・電化製品の機械音や時計の針の音が気になる

・強い光や日光のまぶしさが苦手

・口臭やたばこの臭いで気分が悪くなる

・カフェインや添加物に敏感

・肌着のタグやチクチクする素材が気になる

・第六感がよく当たる


高い感受性を持った人は、わかりやすい言葉でお伝えすると、「感じやすい人」です。普通の人と比べて、刺激に反応しやすく、不安や恐怖を感じやすい傾向があります。


相手の気持ちを察知して行動する能力や物事を深く考える能力がありますが、その反面、小さなことでも動揺したり、ストレスを抱え込みやすいということがあります。


HSPが注目されるようになった背景には、社会環境がインターネットの普及によって変化し、SNSで誰もが自由に意見を発言できるような機会が増えたことがあげられます。


また、たくさんの有名人の方がSNSなどで「私もHSPです!」と公表したことが、広く知られるきっかけとなりました。


この頃から、私のカウンセリングでも、SNSで誰もが自由に意見を発言できる機会が増えたことでのお悩みも多くなってきました。


例えば、SNS上での炎上や批判を受けると、普通の人よりも敏感なHSPの人はそれを過剰にストレスとして感じてしまうことがあります。


たとえば、自分の意見に対する批判や否定を受けた時、他の人が「気にしないほうがいいよ」と言っても、HSPの人はそれを簡単に無視できないことなどがあります。


また、HSPの人は周りの人の気持ちや環境の変化にも敏感に反応してしまうことがあります。


例えば、友人や家族からの微妙な態度や言動を受け取り、それが自分に向けられたものだと感じると、不安やストレスを感じることがあります。


このような状況下で、HSPの人は自分の感情や心の状態をコントロールするのが難しくなり、気疲れやうつ症状を引き起こしてしまうケースもあります。


そのため、自分がHSPであることに気づき、その特性を理解しながら適切なケアサポートを受けることが必要になります。


自分を認め、大切にすることから始め、自分の特性を受け入れていくことが大切です。


適切なケアとサポートを受けながら、自分を受容し成長していくことができるでしょう。あなたの内側にある力を信じ、前に進んでいきましょう。


HSPさんの恋愛の悩みと対処法


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HSPでも恋愛できますか?



恋愛においても、HSPの方は独特の悩みを抱えていることがあります。HSPの恋愛の悩みとその対処法をいくつかご紹介します。

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1. 過剰な心配や不安

HSPは、普通の人よりも感受性が高いため、恋愛においても過剰な心配や不安を感じやすい傾向があります。例えば、相手の気持ちや行動を細かく気にしすぎてしまうことが挙げられます。このような場合、自分にも信頼し、相手に対しても信頼を持つことが大切です。また、話し合いを通じて相手とのコミュニケーションを深めることで、安心感を得ることができます。


2. 過度な共感性

HSPは、他人の感情に共感しやすいことが特徴です。恋愛においても、相手の気持ちに強く共感してしまうことがあるかもしれません。しかし、過度な共感性は自分を犠牲にすることにつながる恐れがあります。自分の気持ちや意見を大切にし、相手とのバランスを保つことが重要です。


3. 過度な刺激への敏感さ

HSPは外部刺激に敏感なため、恋愛においても相手の言動や状況に強く影響を受けることがあります。例えば、些細な言葉や仕草に対しても過剰に反応してしまうことが挙げられます。自分の感情を冷静に振り返り、相手とのコミュニケーションを通じて不安や疑念を解消することが大切です。


恋愛に悩むHSPのみなさんへ、


あなたの繊細な感性は、誰かを愛するうえで貴重な力です。自分を受け入れ、自信を持つことで、ステキな恋愛が生まれるかもしれません。


思いやりとコミュニケーションを大切にし、相手との絆を深めることで、本物の愛を見つけることができます。あなたは愛される価値があります。


自分を信じて、積極的に愛を受け入れましょう。


あなたの感受性が、愛をより美しく豊かにする力となりますように。


​HSPあるある


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​私の方が何でも早く気がつくため、デートのプランはいつも私が考えたり、部屋を私がきれいにしたりしていますが、相手は何もしてくれず、何だか疲れてしまいました。



HSPさんは、恋愛において相手に尽くすけど、甘え下手な人が多いです。自分ばかり考えたり、動かなければいけないと体力的にも精神的にも疲れてしまいますよね。そんなときは、

愛と信頼を持って
相手の支えを受け入れる


という
スピリチュアルマインドを
セットしましょう。

「お願い、◯◯やってくれる?」と甘え上手になることは、相手の愛を信頼してるからできること。相手もあなたの期待に応えられたことで気分も良くなりますし、あなたもラクになれます。

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HSPのきよさわくみです。HSP専門カウンセラー清沢久美。