やれることを愚直に|感覚の探求:異常個所との対話と「ギフト」 | The balance tuner dances with the breeze | 新潟の訪問治療家

The balance tuner dances with the breeze | 新潟の訪問治療家

介護・福祉関係の会社に属する 機能訓練士(理学療法士)ですが

難治性の症状を対象とする
訪問治療家(整体・エネルギー療法)です

自分の人生の意味を考えることが
あなたの治療に活かされると信じています
修行の一環としてこのブログで
内省を綴っております

(何もしてあげていないのに 庭でひとり咲くチューリップ 強い花です)

 

私の過去を巡る旅という修行

 

観たくない 思い出したくない 自分もいましたが(笑)

 

前回は

 

プライドを捨てて

 

できることを 愚直に

 

一心に

 

練習 実践 していく

 

そんな 自分に会ってきました

 

 

 

人間 余計なプライドを捨てて愚直になることは

 

なかなか 難しいことですが

 

それができると 何らかの

 

ギフト

 

が 得られると 思うのです

 

 

 

~~~

 

 

 

患者さんの 異常個所に 触れることができるようになった 私

 

しかし その場所を

どう 治療していいのかが

分からなかったのですが

 

私は さらに その 異常個所を

 

さらに 細かく 触れて 感じる

 

ことを 突き詰めようと 思いました

 

 

 

今思い返すと

 

私は 思い込み を していました

 

触れて 異常個所を見つけたら

 

何らかの

特別な治療

 

をしないと

良くならない

と 思い込んでいました

 

 

触れている指先は

 

触れているだけで

 

それ以上 何の意味も無いと

 

思い込んでいました

 

 

 

しかし

 

あれ?

 

と 思うことが

 

ある患者さんを リハビリ中に 起きました

 

 

異常個所に触れていると

 

その 触れ方

 

触れている私の

 

意識のあり方で

 

指先が 何か

 

別の物を 感じるようになりました

 

 

 

細かい 呼吸のような 動き・・・

 

小さく細かい 毛細血管が 拍動するような 動き・・・

 

細かい 筋繊維 や 筋膜が 伸びたり 縮んだりするような 動き・・・

 

 

 

触れることで起きる

 

そんな 組織の 動き 変化

 

 

私の指先が 感じるようになりました

 

 

 

 

じ~~~っと 指先で触れているので

 

こういう時 患者さんによっては

 

「何しているの?」

 

と不審に思われる可能性があります

 

 

 

ただ この触れ方をしている時は

 

どの患者さんも

 

「痛いのちょっと手前で・・・気持ちいいです・・・もっとしてもらってもいいですか?」

 

「なんだか じんわり あったかく 感じます 気持ちいいですね」

 

と 全く悪い反応が 帰ってこないのです

 

 

もっとしていい

 

とのことでしたので

 

もっと しました(笑)

 

 

でも どこで やめればよいのかが 分かりませんでした

 

その頃は

 

適当な時間で 指を離していました

 

 

 

 

でも 私は

 

「この 技術には きっと その先がある」

 

と 何となく 確信していました

 

 

 

そして その後 ある 患者さんをリハビリ中

 

いつものように 異常個所に 触れていると

 

いつもと違う 反応が 起きました

 

 

 

その患者さんの 異常個所の 小さな動きに

 

自分の指の感覚を

 

ぴたっ

 

と 合わせていると

 

私の指先が その異常個所の

 

深いところへ

 

少しずつ

 

少しずつ

 

深く

 

導かれていくのです

 

 

その患者さんは 非常に強い 腰の痛み と 重さ を 抱えておられましたが

 

私の触れている異常個所は

 

左下腹部 でした

 

硬く 張っている そんな 状態 でした

 

 

普通に触っても

 

ぽん

 

と跳ね返されるくらいの張りかたです

 

 

 

ところが その ある一点で

 

私の指先が 奥へ奥へと ゆっくりと

 

導かれていくのです

 

 

指先が 奥で

 

何か 筋のような弾力のあるもので

 

挟まれている感覚がしました

 

そして 熱い 熱も感じるのです

 

こうなってしまうと

 

もう 指は 抜けません…

 

 

ひたすら そのまま

 

「何だろうこの熱さは?」

と熱を感じつつも

 

その 組織の 動きに 感覚を合わせ続けました

 

 

しばらくすると

 

挟まれている感覚と

 

熱が

 

なくなっていくのです

 

 

指を 自然に 引き 離しました

 

その患者さんの下腹部は 柔らかくなり

 

「あ~ 腰が 軽くなったぁ~」

 

と 喜ばれます

 

「ズボンも ほら ゆるゆる」

 

と お腹周り が 少し 細くもなっていました

 

 

・・・

 

「これだ」

 

「これかもしれない」

 

 

と 本当にうれしく思った瞬間でした

 

何か 私に 新しい 技術が 降りてきた

 

そんな 気持ちになりました

 

もう 感謝しかありませんでした

 

忘れられない時間でした

 

 

 

それからは ひたすら

 

その技術を忘れないよう

 

その技術を さらに自分のものにできるよう

 

日々の治療に 活かしていきました

 

 

~~~

 

 

お金や 家庭 を理由に

 

セミナーに参加したくてもできない

 

教えてもらいたい先生に 教えてもらえない

 

そういう 状況を 悲観していた自分から

 

ひとつ

 

抜けた

 

成長した

 

そんな実感もあり

 

それが嬉しく 深い感謝の気持ちとなりました

 

 

 

この技術は 現在でも 使用しています

 

少し やり方は 変わりましたが

 

大事な私の技術の1つとなっています

 

 

そして さらに また

 

この後 

 

道が 開けていくのです

 

 

一旦ここまでとします

 

長文にお付き合いいただき

誠にありがとうございました

 

あなたに愛が溢れる一日となりますよう

お祈りさせてください