先日、
『化物語』を題材にして
ヒーリングのヒントにしよう、

という記事を書きました。

 


ブログ読者さんの
原作ファンの方から
ご好評を頂きました。

さらに、
ご質問を頂いた部分について
解説を交えて
シェアしたいと思います。



前回紹介したお話の
関連部分に、
こんなセリフがあります。

前回同様、
怪異の専門家、
忍野メメさんです。


 

「名前…――つまり
 現象――概念と言い換えてもいい
 ――が先にあって
 姿形は後から生まれるのさ。」


というセリフです。
 

(大事なお話の背景で
 ギャグをやっているのが
 緊張感を削がれますが、
 それもまた作者さんの持ち味です。)

ちなみに、
言葉を読み解くときには
構造をシンプルにするのが
ポイントです。

文学的な表現、言いまわしに
気を取られずに
構造を掴みましょう。

前置きとして
「ビジュアルがあって
 それに誰かが名前を付けた」
と思ってるだろう?
という話があります。
 

 (先) ビジュアル
 (後) 名前

これは逆だと言います。
 

逆ということは、
裏返すと対応します。

 

 (先) 名前

 (後) ビジュアル

そして、
「名前…――つまり
 現象――概念と言い換えてもいい」
ということは、

名前 = 現象 = 概念
です。

これが「先」で、
「姿形」が「後」です。

 (先) 名前 = 現象 = 概念
 (後) ビジュアル = 姿形


です。



私たちが
この世界の物事を認識するときに
なんとなく思っているのは、

先に姿形があって、
それを誰かが見て、名前をつける

という順番です。

ですが、
怪異は「逆」だと言います。

名前が先で、
姿形は後です。

私たちの感覚とは
全然違うので、
「どういうこと?」
という感じがします。



もちろん、
この話を持ち出したのは

「怪異」という特別な場合
だけでなく、

通常の私たちの認識も
そう
だからです。

しっかりと
腑に落ちて理解するには
背景の知識も必要ですので
 

詳細は

またの機会に譲りますが、

講座などでは
わりと初期から

「とりあえず
 覚えておいてください」
という感じでお伝えしています。

 心が先で、体が後

 情報が先で、物理が後


という言い方をしています。



シンプルに
ヒーリングに活用するなら、

【Naming】(ネーミング)という
テクニックがあります。

ヒーリングのテクニックに
名前を付けて、

使うときには
その名前を呼びましょう、
というテクニックです。

(英語の「name」という動詞には
 「名前を付ける」という意味と
 「名前を呼ぶ」という意味があります。)

私たちが物事を認識するには
名前が必要です。

私がお渡ししている
ヒーリング・テクニックには
名前がついています。

名前なんて何でも良い
と思うかもしれませんが、

名前は非常に重要です。



やり方を解説して、
名前など関係なく
そのまま手順を追って
使っていくことも出来ますが、

名前を使うと、
かなり使いやすくなります。

名前が無いまま使うよりも
そのテクニックの存在感を
感じられます。

同様の現象を体験したときに、
気づきやすくもなります。

名前が先で、姿形は後なのです。

 

 

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