今回からは新たな物権(担保物権)である先取特権(さきどりとっけん)を見ていきましょうね。先取特権がどんな性格なのか、設例で理解しましょうか。

 

先取特権(さきどりとっけん)の登場する場面

債務の整理には、基本的に「債権者平等の原則」が当てはまります。説例を原則通り考えれば、会社の財産100万円はXYSの間で、50045050の割合で分配されます。よって、Sさんの取り分は、100万円×50/1,000*500+450+50=1,000)=5万円しかないことになります。

 

でもこれ、労働者の生活の救済という社会政策的には如何(いかが)なものでしょうか。国や社会として何とかしなきゃいけない問題ですよね。

 

そこで民法は、(労働者救済に限らず)社会的な保護や救済、公平性などの観点から債権回収を確保する手立てを設けています。その一つが、先取特権(さきどりとっけん)です。従って、先取特権は当事者の意思によるのでなく、法律が成立を認める担保物権、すなわち法定(ほうてい)担保(たんぽ)物権(ぶっけん)です。

 

設例では、Sさんが先取特権を利用すれば、会社の一般財産である100万円からXYに先立ち、優先的に50万円を回収できます。

※ちなみに、担保物権で保護される債権のことは、被担保債権(ひたんぽさいけん)と呼びます。説例ではSさんの50万円がSさんの先取特権の被担保債権です。

 

●先取特権の基本的性格

先取特権も担保物権なので、先に見た担保物権の通有性(つうゆうせい)付従性、随伴性、不可分性、そして物上代位性)を持ちます。

 

●先取特権の種類

先取特権は、債務者のどの財産を目的にするかで次の3種類に分けられます。

1)は債務者の一般財産を、2)は動産、3)は不動産を目的として発生します。冒頭の設例は、会社の100万円の財産なので、1)一般の先取特権ですね。

 

●次回、もう少し詳しく先取特権をのぞいて見ましょね。

 

体脂肪率かなり低めのステラ(プロ・ダンサーとしての夢を追うステラを応援してあげて下さいねビックリマーク

 

ヘッドライトとテールライトHead & Tail
https://ameblo.jp/headtail/

こちらもどうかよろしくお願い致しますね!!!

 

●日本赤十字社のウェブサイト

東日本大震災義援金