Head&Tail係長、水曜は社内のネット回線の不調、準備したプレゼンができずに、がっくりしておりました。しかし、プラス・アルファの準備時間を頂いたとも言え、すぐに立ち直りました(係長、根が単純です)。

 

ところで、自分の学習の立ち位置を知ること、それは知識の体系化に(つな)がります。

 

だから時々「今自分がどの辺りを旅しているのか」振り返ってみましょうね。

 

現在は、物権→(担保物権)→留置権→成立要件(下図)→その一つである牽連性(けんれんせい)を見ているところでした。

留置権の成立要件:

1)物と債権の間に関係があること(=牽連性(けんれんせい)

2)「他人の物」を「占有」していること

3)占有の開始が不法行為によらないこと

4)債権は弁済期にあること

 

今回は、牽連性(物と債権の関連性)に関する応用編。牽連性が「認められない」ケースを見ておきましょう。

※留置権の民法、物権の他の知識との関係も出て来るので、復習あるいは先食い(予習)の意味を込めて少し時間をかけています。

 

●ケース1敷金返還(しききんへんかん)請求権と物(家):「入居の時お支払いした敷金返してくれるまで家は明け渡さないわ」という留置権はNG

 

●ケース2造作買取(ぞうさかいとり)請求権と物(家):「俺が買って備え付けた畳と狩野派(かのうは)風の絵柄の(ふすま)、買い取ってもらう。その代金を払ってもらうまで家は明け渡さないぞ」という留置権はNG

 

●ケース3不動産の二重売買の時の売主への損害賠償請求権と物(家や土地):これは下の図で確認しておきましょう。図で当事者関係を見える化(=知識の構造化)することに慣れていきましょうね。

(キャスト)売主:麗奈(れな)ママ、買主(1):ジェニファー、買主(2):Qちゃん

 

 

●ケース4他人の物の売買の時の売主への損害賠償請求権と物:これも下の図で確認しておきましょうかね。

(キャスト)売主:麗奈(れな)ママ、買主:ジェニファー、本来の所有者:ミーちゃん

 

●次回、成立要件の残り3つを見ていきましょう。

 

亜麻の髪の乙女(仮称)/青森県出身/自称イタコさんの系譜

“私はバイト、名前はまだない”(取りあえず“亜麻の髪の乙女”と呼んでおきましょうか。この子、かなりの美形でないですかビックリマーク

 

ヘッドライトとテールライトHead & Tail
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●日本赤十字社のウェブサイト

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