お彼岸も過ぎ、駆け足で過ぎ去った夏を少し恨めしく思うこの頃です。

 

 

 

“夏ちゃん、このあと君を1年も待ちきれないよ~“ などと言われてみたいものです(by H&T主任)

 

 

 

流れ星 流れ星 流れ星 流れ星 流れ星

 

 

 

さて、お彼岸も中日に近い9月23日、読書の秋ということで、村上春樹氏の「騎士団長殺し」を読んでいると、「ロックの殿堂」“The Boss”ことブルース・スプリングスティーン(以下、“The Boss”と略します)への言及がありました。

 

 

主人公「私」が、小田原のレコード・ショップで“The Boss”のアルバム「ザ・リバー (The River)」を聴いてます。村上さんにしては高評価してる印象だったので、無性に“The Boss”や彼の楽曲を調べたくなりました。

 

 

“友を選ばば書を読みて、六部の侠気(きょうき)四部の熱”(与謝野鉄幹「人を恋うる歌」より)誰しもそんな友は理想かも知れません。H&T主任もです。書の代わりに音楽や映画、芸術でもよいですが、侠気(男女を問わず男気)と熱(熱い思い)は友として外せないですね。

 

 

ところが“The Boss”の来歴をwikiなどで知ってびっくり。何と、彼のお誕生日が9月23日。不思議なご縁を感じました目

 

 

ブルース・スプリングスティーン(Bruce Frederick Joseph Springsteen/1949-/米)(若い頃)

 

 

“The Boss”こと、ブルース・スプリングスティーン(現在)

 

 

さて、村上春樹さん一押し(?)のこのアルバムに収められた一曲に “Hungry Heart” があります。”Born to Run”(邦題:明日なき暴走)と並び、H&T主任の好きな一曲です。早速歌詞を紐解いてみました。

 

 

Bruce Springsteen  Hungry Heart (1980)

 

 

Got a wife and kids in Baltimore, Jack

俺には女房も子供もいたんだよ、ボルチモアにね

I went out for a ride and I never went back

車で出て行ってから、一度も戻ってないけど

Like a river that don't know where it's flowing

流れの定まらない川みたいだよな

I took a wrong turn and I just kept going

道を誤った、でもただ走り続けたんだ

 

Everybody's got a hungry heart

人には誰でもハングリー精神がある

Everybody's got a hungry heart

誰だってハングリー精神を持ってるんだ

Lay down your money and you play your part

金を投げ打ち、やるべきことをやる

Everybody's got a h-h-hungry heart

人には誰でもハングリー精神がある

 

Oh yeah

あぁ、そうさ

 

I met her in a Kingstown bar

あの女とはキングスタウンのバーで出会った

We fell in love, I knew it had to end

終わりを知りつつ、俺たちは恋に落ちた

We took what we had and we ripped it apart

互いに持ち寄ったけど、結局引き裂くことに

Now here I am down in Kingstown again

でも今、またキングスタウンに戻っちまった

 

Everybody's got a hungry heart

人には誰でもハングリー精神がある

Everybody's got a hungry heart

誰だってハングリー精神を持ってるんだ

Lay down your money and you play your part

金を投げ打ち、やるべきことをやる

Everybody's got a h-h-hungry heart

人には誰でもハングリー精神がある

 

(間奏)

 

Everybody needs a place to rest

人には安らぎの場所が必要で

Everybody wants to have a home

誰だって家庭が欲しいんだ

Don't make no difference what nobody says

人の言うことなど気にしなくていい

Ain't nobody like to be alone

誰だって一人ぼっちじゃいられないんだ

 

Everybody's got a hungry heart

人には誰でもハングリー精神がある

Everybody's got a hungry heart

誰だってハングリー精神を持ってるんだ

Lay down your money and you play your part

金を投げ打ち、やるべきことをやる

Everybody's got a h-h-hungry heart

人には誰でもハングリー精神があるんだよ

 

(以下繰り返し)

 

(注)英訳ワンポイント(この箇所スルーしても大丈夫です)

その1:“Don't make no difference what nobody says”や“Ain't nobody like to be alone”

は、構文上は二重否定。学校では否定の否定、すなわち肯定表現だと教わります。しかし、口語上ただの否定(否定の強調)の場合もあります。歌詞から米国中西部あたりの酒場で友達と話しているような場面を想定すると、否定の強調の口語表現が自然と感じられたのでそのように訳しました。

 

その2:冒頭の“Jack”というのは、Jackさんという固有名詞ではなく、親しくなった男性に呼び掛ける「なぁお前」ぐらいの意味ですね。

 

 

流れ星 流れ星 流れ星 流れ星 流れ星

 

 

 

ところでこの曲、かつて佐野元春さんの名曲“Someday”に似ていると評されたようです。少し聴き比べてみましょうか。

 

 

佐野元春 Someday (1982)

作詞・作曲:佐野元春

 

どうですか?出だしが似た印象ですが、それ以外、自分はあまり類似性を見い出せません(その出だしも、佐野さんの方は、クラクションなどを効果的に用い、街の雰囲気をお洒落に醸し出してます)。

 

では、歌詞はどうでしょうか?

 

「手おくれ」と言われても

口笛で答えていた あの頃

誰にも従わず

傷の手当もせず ただ

時の流れに身をゆだねて

 

いつかは誰でも 愛の謎が解けて

ひとりきりじゃいられなくなる

オー・ダーリン こんな気持に揺れてしまうのは

君のせいかもしれないんだぜ

 

Happiness and rest

約束してくれた君

だからもう一度あきらめないで

まごころがつかめるその時まで

 

Someday

この胸に Someday

誓うよ Someday

信じる心いつまでも Someday

 

 

歌詞も随分異なります。

 

ただ、あえて共通点を挙げるなら、「人は誰でも、そして、いくつになっても、明日を思い描いて進むべきもの。そしてその時、伴走するパートナー(男でも女でも関係ない)の存在は大切」そんなメッセージ性かと思います。

 

 

佐野さんご自身、人には年齢に相応しい “Someday”がある、そうおっしゃってます。不肖H&Tも最後の瞬間まで、“Someday”を心に抱き走り続けたいと思いますウインク

 

 

音譜 音譜 音譜 音譜 音譜

 

 

編集後記:

突然ですが、皆さま、説明のつかない偶然に遭遇すること、ありませんか?

 

霊感はないH&T主任。しかし、音楽に関しては時に不思議な体験をします。

 

 

少し怖いですが、ある楽曲が幾度も頭に浮かぶと、直後(翌日ぐらいのタイムスパン)にそのアーティストが亡くなる、そんな経験が過去何回かあります。

 

一度お話ししたかも知れませんが、直近ではフォーク・シンガーの谷村新司さん。お亡くなりの前日あたりから訃報に接するまでずっと、谷村さんとアリスの楽曲が頭から離れず、YouTubeでも何度も拝聴しておりました。

 

70年代からかぐや姫などと並びフォーク界をリードした“アリス“左から堀内孝雄(ボーカル、ギター)、矢沢透(ドラム)、そして、谷村新司(リーダー/ボーカル、アコギ)時にセンチメンタル、時にパワフルなそのサウンドは今も聴く人の心を魅了します。

 

 

今回、9月23日に偶然村上作品に目を通し、“The Boss”に関心を持ち、調べた結果その誕生日だったことに、少し鳥肌が立ち、心配もしました。しかし、その後“The Boss”訃報等も伝わらずホッとした次第です。

 

 

それにしても、こういう偶然、いったい何なのでしょうか。

 

 

ともあれ、週末はカラオケで是非この永遠の名曲、歌ってみて下さいね☟ 天国の谷村さん、絶対喜ぶと思います。

 

 

 

 

話は変わり、H&T主任は村上(春樹)ワールドの住人なので、その作品を愛読してます。しかもスペイン語を忘れぬよう、面倒でもスペイン語版で読んでます。

 

 

スペイン語版「騎士団長殺し」村上さんのグローバルさには改めて感服。早くノーベル賞受賞して欲しいです。

 

 

村上さんの作品は(コロンビア人のノーベル文学賞受賞者で”百年の孤独”で有名な)ガルシア・マルケスに代表される“魔術的リアリズム”に通じるせいか、スペイン語圏でも多くの読者がおり、日本でもスペイン語版を入手できるのがとても嬉しいです。

 

 

これからは秋本番、長い夜は読書や音楽でちょっぴりミステリアス&ミスティック(不思議&神秘的)な雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

 

 

馬 馬 馬 馬 馬

 

 

 

“Señoras y señores, ¡muy buenas noches y que disfruten al máximo las noches largas de otoño! “(por H&T)

セニョーラも、セニョリータも、そしてセニョールの皆様も、どうか秋の夜長を最大限楽しんでくださいねキラキラキラキラキラキラ(by H&T主任)

 

 

●日本政府を通じた東日本大震災義援金受付

https://www.cao.go.jp/gienkin/gien_higashinippon.html

●令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県、福井県)

https://www.jrc.or.jp/contribute/help/20240104/

姉妹ブログもよろしくお願いします!

●ヘッドライトとテールライトHead&Tail2