英国(イングランド)のロック・バンド、プロコル・ハルムのピアノ/ボーカルのゲイリー・ブルッカーさんが2月19日、76歳で亡くなられました。
プロコル・ハルムのデビュー曲が、ゲイリーさん作曲のあの”青い影/A Whiter Shade of Pale “、どこかで必ず聞かれたことがあるかと思います。
H&Tは、ウン十年前、友達の結婚式で静かに流れるこの曲に、何かひどく感激した記憶があります。
ゲイリーさんへのオマージュというのも口はばったいのですが、今回、この曲の歌詞と向き合って、訳し出してみました。
するとどうでしょう。美しいメロディの印象とはちょっと違った、男性の切ない気持ちが焙り出しの文字のように浮かび上がって来るではないですか!
詳しくは拙訳をご覧いただけると嬉しいのですが、愛するパートナーとの楽しいひと時もつかの間、女性の不貞が暴かれ、女性は驚愕しますが、観念し、その後は言い訳一つしません。それでもこの男性、相手を心底愛しているのでしょうね・・・。
プロコル・ハルム 青い影/A Whiter Shade of Pale(1967)
作詞:キース・リード 作曲:ゲイリー・ブルッカー
We skipped the light fandango
戯れてファンダンゴ*のステップを踏み
turned cartwheels 'cross the floor
フロアでぐるぐる回ったりして
I was feeling kinda seasick
僕は船酔いしたようだった
but the crowd called out for more
でも周りはもっと踊れとけしかける
The room was humming harder
フロアは一層にぎわいをみせ
as the ceiling flew away
その喧騒に天井すら吹き飛びそう
When we called out for another drink
大声でもう一杯酒をくれと頼んだら
the waiter brought a tray
トレイを手にウェイターがやって来た
And so it was that later
その後のこと
as the miller told his tale
粉屋**の話が始まると
that her face, at first just ghostly,
始めはただ儚げに見えた彼女の表情は
turned a whiter shade of pale
やがて蒼白になってしまった
・・・間奏・・・
She said, 'There is no reason
“わけなどないわ
and the truth is plain to see.'
はっきりした事実だもの“と彼女
But I wandered through my playing cards
僕はどうすべきかあれこれ考えたが
and would not let her be
彼女に対して抱いた思いは
one of sixteen vestal virgins
あのローマ神殿の聖火を守った16人の処女***
who were leaving for the coast
海岸に向かうあの少女の仲間入りはしないで欲しいということ
and although my eyes were open
僕は目を開けていたのだけれど
they might have just as well been closed
閉じていたほうが良かったのかもしれない
And so it was that later
その後のこと
as the miller told his tale
粉屋の話が始まると
that her face, at first just ghostly,
始めはただ儚げに見えた彼女の表情は
turned a whiter shade of pale
やがて蒼白になってしまったのだ
*ファンダンゴ:男女ペアで踊るスペイン南部の求愛の民族舞踊。
**粉屋の話:14世紀のイングランドの詩人、チョーサーが書いた「カンタベリー物語」の中で、粉屋が語るお話(大工の家の下宿生が大工の若い妻を寝取る寓話)。
***ローマ時代、神殿の火を守ったウェスタの処女たち。貞操の禁を破った場合、厳しい刑が待っていた。
ゲイリーさん、H&Tはずっとあなたのこの曲愛し続けます。どうかご自身のメロディーのように美しい天国でゆっくりなさってくださいね(Head&Tail)。
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