庶務班主任のH&T、主任とは名ばかり、雑多な事務に日々追われています。

 

 

先日は東欧某国の顧客とのテレビ会議の補助。通訳や会議の進行を担当しますが、時間の制約がある場合、結局仕切り一切任されてしまうことも・・。

 

 

そんなストレスだらけの会議からデスクに戻ると、気の利いた後輩女子から「はい、主任、これ(^_-)-☆」久々、一杯のコーヒーと後輩の気配りに気持ちがぐっと来ました。

 

 

勿論ストレスも、どこかに消え去りましたね。

 

たった一杯のコーヒーでも凄く幸せになるものですね。

 

キラキラ キラキラ キラキラ キラキラ キラキラ

 

 

さて、人間を含む動物は、ストレスと暮らす生き物ですが、皆様はこのストレス、どう解消なさってますか。

 

 

H&T主任、かつての部署では、相当のストレスで精神的にしんどい時期があり、自己嫌悪、自己肯定感はゼロの状態でした。

 

 

当時、そんな自分を救ってくれたのは、先輩が紹介してくれたパンク・ロック。すぐに魅了されました。

 

 

和製パンクでは、やはりTHE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)

 

 

 

 

そして洋楽では、Green Day(グリーン・デイ)。彼らは、2015年にロックの殿堂入りを果たしてます。

 

 

グリーン・デイ(1987-)は米国バークレー出身のパンク・ロックのバンド。

左からトレ・クール(ドラムス)、ビリー・ジョー(ボーカル&ギター)、マーク・ダーント(ベース)

 

 

パンク・ロックは好きな人も多い反面、絶対苦手という方もいらっしゃいます。

 

 

しかしながら、一見イカれた彼らの楽曲には、実はとんでもないメッセージや優しさが込められていたりします。

 

 

今回は、病みそうなくらい自己否定、ストレスを抱えていた時期のH&T主任を救ってくれたGreen Dayの一曲“Basket Case”を載せさせて頂きます。

 

題名の“Basket Case”は、「にっちもさっちも行かないようなどん詰まり」といった意味。ちなみに今回の拙訳、女目線としました。

 

 

*Vの冒頭でのMCとビリーの短いやり取り、気になる方は以下☟参照くださいね。

 

司会:アルバムDookie の30周年をお祝いしたいけど・・僕がコンサートにいるって仮定しよう。

ビリー:ああ、いいよ。

司会:このアルバムで最強の曲、その一つがBasket Case。コンサートだったら君たちもこの曲を演奏するだろう、違うかい。

ビリー:絶対さ。

 

では、後ほど。

 

 

Green Day Basket Case (1994)

作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Green Day

 

 

[Verse 1]

Do you have the time to listen to me whine

あたしの泣き言、聴いてくれる

About nothin' and everything all at once?

どうでもいいことも、そうじゃないことも一気に全部

 

I am one of those melodramatic fools

あたしって、臭い芝居に出て来るアホそのもの

Neurotic to the bone, no doubt about it

ガチ神経症、疑いようがないわ

 

[Chorus]

Sometimes, I give myself the creeps

キモくて、セルフ鳥肌、なんてこともあるわ

Sometimes, my mind plays tricks on me

自分自身に騙されてるって思う時もあるし

 

It all keeps adding up

そんなことばっか積み重なって

I think I'm cracking up

もう駄目になりそうよ

 

Am I just paranoid?

被害妄想なのかな?

Uh-yuh-yuh-yuh

えぇ、そう、そう、そうでしょう

 

[Verse 2]

I went to a shrink to analyze my dreams

精神科にも行って夢の分析だってやったのよ

She says it's lack of sex that's bringin' me down

女医さんは言ったわ、セックスが足りないせいだって

 

I went to a whore, he said my life's a bore

あたし、男を買ったのよ。でも彼、あたしのこと退屈な奴だって

So quit my whinin' 'cause it's bringin' her down

だから、相談なんてやめる。先生がっかりするだけでしょ

 

[Chorus]

Sometimes, I give myself the creeps

キモくて、セルフ鳥肌、なんてこともあるわ

Sometimes, my mind plays tricks on me

自分自身に騙されてるって思う時もあるし

 

It all keeps adding up

そんなことばっか積み重なって

I think I'm cracking up

もう駄目になりそうよ

 

Am I just paranoid?

被害妄想なのかな?

 

[Bridge]

Grasping to control

折り合いがついてきたみたい

So I better hold on

なので、この調子で行っちゃっていいよね

 

 

[Chorus]

Sometimes, I give myself the creeps

キモくて、セルフ鳥肌、なんてこともあるわ

Sometimes, my mind plays tricks on me

自分自身に騙されてるって思う時もあるし

 

It all keeps adding up

そんなことばっか

I think I'm cracking up

もう駄目になりそうよ

 

Am I just paranoid?

被害妄想なのかな?

Uh-yuh-yuh-yuh

えぇ、そう、そう、そうでしょう

Am I just stoned?

それともただラリってるだけ?

 

 

☟以下囲みは英語の勉強なのでスルーしても大丈夫です。

ビリー・ジョーに学ぶ英語レッスン

(英検レベル:3級~準1級または圏外)

 

○Sometimes, I give myself the creeps

キモくて、セルフ鳥肌、なんてこともあるわ。

 

the creepsは「鳥肌感覚」、また、a creepで「キモい人」といった意味です。コーヒーにクリープの時のクリープは、Creapなので間違いないでね(⌒∇⌒)

 

○I went to a whore, he said my life's a bore

あたし、男を買ったのよ。でも彼、あたしのこと退屈な奴だって。

 

ところで、今回は女目線だからしっくりくるけど、男目線だと、色々考察が必要になります。男が娼婦を買った設定だと、続くhe(男性)は誰なのか、とか・・まあ、深入りはやめときましょうかね。

 

ときに、お気づきですか? whore(売春婦)とbore (退屈な人*動詞だと退屈にさせるの意味)は韻(Rhyme)を踏んでます。ビリーさん、さすがにアーティストですね。

 

○So I better hold on

なので、この調子で行っちゃっていいよね。

 

hold onは、「持ちこたえる」、「続ける」の意味です。また電話口では「このまま切らないで」の意味でよく使われます。

better+ 動詞は、had better+ 動詞の省略形で「~した方が良い」の意味(ちなみにこのhadは助動詞。動詞haveの過去形ではないのでよろしくね)

 

○今回心の病に関する単語が出てきます。一応挙げておきます。

・shrink: (名詞)shrinkはもともと「縮める」の意味の動詞。転じて、心の病を小さくする人、即ち、精神科医です(アメリカではよく使いますが、スラングなので英検には出ないと思います)。

・neurotic: (形容詞)神経症の、神経過敏な、ノイローゼの

・paranoid:(形容詞)被害妄想の、偏執症の

・stoned:(形容詞)お酒や薬物でハイになっている

 

皆様も、万一、心の不調を感じた時、「絶対放置せず」にすぐにお医者さんに行きましょうね☺

 

如何でしたか。歌詞は凄いです、ぶっ飛んでいます。

 

 

ですが、どこか自分と重なって、「いかれてるわ。でも今の自分も相当ひどいから、ビリーと一緒。それが自分なら、まあ、いいか」みたいな気分になるのが不思議です。

 

ちなみにGreen Dayの楽曲には、この曲以外にも、「マイノリティ」Minorityとか「グッド・リダンス (タイム・オブ・ユア・ライフ)」Good Riddance (Time of Your Life)などメッセージ性のある曲があります。良かったらお試しくださいね。

 

 

流れ星 流れ星 流れ星 流れ星 流れ星

 

 

編集後記:

 

人間萬事塞翁馬

 

精神的に苦しく、パンク・ロックに救われたあの頃。某大学の社会人枠に編入して心理学を学び、認定心理士の資格を取ったのはそんな時期でした。

 

 

辛く、厳しい過去があったからこそ、時に落ち込み、時に励まされながら、資格も取れた。人の人生は本当に塞翁が馬、不思議なものですね。

 

 

そんなわけで、つらくても音楽に励まされ、がむしゃらだったあの頃を思い出させる名曲、もう一つ挙げさせて頂きます。

 

 

リンダリンダ(1989)

作詞・作曲 甲本ヒロト

 

 

♪ドブネズミみたいに美しくなりたい

写真には写らない美しさがあるから

 

♪愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない

決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ

 

♪ドブネズミみたいに誰よりもやさしい

ドブネズミみたいに何よりもあたたかく

 

皆様は、この曲に出て来る「ドブネズミ」いったい誰と重ね合わせましたか。

 

 

H&Tは「自分」です。

 

 

こんな情けない自分にも「絶対人に負けない良さがある」そう信じさせてくれた、この曲には聴くたびに今でも目頭が熱くなります。

 

貴女、貴男のピンチを救ってくれた究極の一曲、もしよろしければ教えてくださいませんか。よろしくお願いしますラブラブ

 

 

音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 

 

 

もうすぐお盆。今は亡き人も含め、自分を支えてくれた「全ての人」に感謝したいと思います。

行楽シーズン、どうか、事故や災害に十分注意なさって、素敵な夏のフォトグラフ、お撮りになってくださいね。(By H&T主任)

 

天使 天使 天使 天使 天使

 

 

●岩手県大船渡市災害義援金等の受付https://www.city.ofunato.iwate.jp/site/rinyakasai/36822.html

●日本政府を通じた東日本大震災義援金受付

https://www.cao.go.jp/gienkin/gien_higashinippon.html

●令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県、福井県)

https://www.jrc.or.jp/contribute/help/20240104/

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