こんにちは、おばんです、寒いですね雪だるま

 

突然ですが、皆さま、タクシーは利用されますか。

 

先日の夜、とある飲み会あと、久々にタクシーで帰宅しました。

 

 

まだ少し賑やかな見慣れた街を抜ける時、ふと「あっ、このお店、昔あいつとよく来たっけ」などと思い出したりします。

 

えっ、その時の気持ちを曲で表現しろ?そうですね、あえて言えば、この曲ですかね。

 

♪想い出を燃やし尽くしたら

男と女には友情が残るはず♪

 

鈴木聖美with Rats&Star タクシー(1987)

作詞:岡田冨美子 作曲:井上大輔

 

倖田來未&鈴木聖美バージョン、いい感じ、です。

 

 

しばらく車窓を行き過ぎる夜の風景をボーっと眺めていると、お酒のせいか、色々な感情がこみ上げてきます。ついには街の灯も涙で滲んでしまい・・・

 

そんな自分を慌てて取り繕い、運転手さんに景気のことなど話しかけてみます。でも運転手さんはすべてお見通し。

 

まるで「お姉さん、つらければ無理しなくていいんだよ」そう言わんばかり、自分の他愛もない身の上話でこちらの気を紛らわせてくれました。

 

自分、意外と弱いかも知れません。

 

そんな運転手さんの優しさが胸にぐっときて、涙が止まらず、「今年の花粉、早いですよね」などとごまかしつつも、心中、「運転手さん、ありがとう」と何度もつぶやいておりました。

 

そういう時の自分の心情は、中島みゆきさんのあの歌が代弁してくれます。

 

♪忘れたつもりのあの歌が口をつく 

あいつもあたしも好きだった”アローン・アゲイン”

 

中島みゆき タクシードライバー(1979)

作詞・作曲:中島みゆき

 

カバーですが、この魚高ミチルさんというシンガーさん、わが中島みゆき姉貴を正しく継承してくれそうで期待しております。

 

ところで、この曲中でノスタルジックに引用されている「アローン・アゲインAlone Again」(レイモンド・エドワード・オサリバン/1972) という歌、H&T主任もメロディは聴き知ってました。しかし、歌詞には全く着目したことがなく、今回、改めて読解すると、その曲調と裏腹で悲壮な内容に愕然としました(深刻過ぎるので今回は歌詞和訳、割愛しました)。

 

流れ星 流れ星 流れ星 流れ星 流れ星

 

 

さて、話は少し逸れますが、70年代の邦楽(JPop/ニューミュージック)ではよく曲中に洋楽の題名やアーティスト名、洋画の題名などが引用されてますね。例えば70年代初期では、この曲。

 

♪学生で賑やかなこの店の

片隅で聴いていたボブ・ディラン

 

ガロ 学生街の喫茶店 (1972)

作詞:山上路夫 作曲:すぎやまこういち

 

ボブ・ディランつながりでは、浜田省吾さん(浜省)が曲中にディランの“風に吹かれて”を引用してます。この引用は「理想を描いて突っ走っていたあの頃の俺」みたいなものを見事に表現してくれてます。

 

♪古ぼけたフォークギター 窓にもたれ

覚えたての“風に吹かれて”

 

浜省 路地裏の少年 (1976)

作詞・作曲:浜田省吾 

 

ボブ・ディラン氏の“風に吹かれて”には、拙訳があります。戦争の途絶えることのない今の時代にこそ、多くの人たちに聴いて欲しい一曲です(拙ブログでは、PP&M/ピーター・ポール&マリーによる映像で紹介してます)

 

 

 

♪あれは俺 十六 遠い空を 憧れてた 路地裏で♪H&T主任と口ずさんでけさいんカラオケカラオケカラオケ

 

そして70年代曲中歌をもう一曲。尾崎亜美さんのこの曲は、”オリビア・ニュートンジョンを聴きながら夜更けに物思いに耽る女性の姿”が我が身と重なり、凄く共感してしまいます。

 

♪お気に入りの歌 一人聴いてみるの

オリビアは淋しい心、慰めてくれるから♪

 

尾崎亜美 オリビアを聴きながら (1978)

作詞・作曲:尾崎亜美

 

ギターはジ・アルフィーの坂崎さん、ですよね。

 

 

♪夜更けの電話、あなたでしょ、話すことなど何もない・・だっちゃ!電話けさいんラブラブ

 

最後に70年代を締めくくるにふさわしい一曲。

 

♪日焼けした両脚を投げ出して僕も

サイモン&ガーファンクル ああ 久しぶりに聴く♪

 

ブレッド&バター(松任谷由実) あの頃のまま(1979)

作詞・作曲:呉田軽穂(=ユーミンの別名)

 

セーラー服の松たか子さん、可愛いキラキラキラキラ

 

音譜 音譜 音譜 音譜 音譜

 

 

編集後記:

元過激派(東アジア半日武装戦線)のテロ犯で逃亡中の人がおよそ50年ぶりに出現、まるで70年代の亡霊が蘇ったような印象を抱きました。

 

暴力そしてテロには断固反対のH&T主任でありますが、70年代の音楽を語る時、階級闘争や学生運動、反戦活動など政治・社会と、その反動ともいえる個人的な挫折感、離別、郷愁、いまだ心のどこかで消えずに燃え続ける理想などが切り離せない気がします。

 

中島みゆきさんが吉田拓郎さんに提供した名曲“永遠の嘘をついてくれ”は、そうした時代を生きる人々の複雑で奥の深い心情がとてもよく表現されているように思えます。

 

 

中島みゆきさんが拓郎(吉田拓郎さん)と歌う「永遠の嘘をついてくれ」 登場する瞬間からして素敵です!

 

♪相模原は粉雪の中らしい、町田からの最終バスはまだ間に合うだろうか♪???あれれっ、歌詞、どっか間違ってるっちゃ!(やはりみゆき姉さんにはなれないH&T主任でありました)

 

“ファイト!春まで、もう一息、ご一緒に走ってけさいん“(By H&T庶務主任)

 

クローバー クローバー クローバー クローバー クローバー

 

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