頭痛外来ブログ版 ~片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛におびえるあなたへ~ -19ページ目

頭痛のタイプ(片頭痛)



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●頭痛のタイプ(片頭痛)

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こんにちは。頭痛コンサルタントの山崎です。

天候、気圧、頭痛持ちには気になりますよね。

夜、天気予報を見て

「明日は、もしかしたら朝から痛いかも・・・」

寝るに寝れない夜を過ごすこと何百日。


それと、真夏の日差し。

楽しいはずのイベントが、頭痛との決戦の日に変わってしまう。


けど、周りの人はわかってくれない。

頭痛って包帯巻いているわけではないし、

血が出ているわけでもないし、

見た目は健康そうに見えますもんね。


あなたも早く、見た目通りの健康人間になりましょう。

そのためにこのブログは存在します。


・~・~・~・


さて、今回のテーマは「頭痛のタイプ(片頭痛)」です。

前回お話した

・片頭痛(ズキズキするつらい頭痛)
・緊張型頭痛(頭の重くるしい頭痛)
・群発頭痛(毎日片目の辺りがひどく痛む)

上記3つの「一次性頭痛」を、今日から順番に勉強していきましょう。


前回も言いましたが、コレを知らないと話になりませんので(怖)。

ガォ~~~ッ!!

ちょっと“脅かし”を入れたところで、早速参りましょう。


・~・~・~・


まずは片頭痛です。


●日本では成人の8.4%(約800万人)がこのタイプと言われています。

●“偏頭痛”と記されることもありますが医学的には“片頭痛”です。

●片頭痛の特徴として、名称の如く、頭の片側が痛むとされていますが、
 実際には、4割の方が両側の痛みを伴います。


私はこの片頭痛だったのですが、日によって痛い場所が違いました。
目の奥だったり、片側だったり、全体だったり。


●後頭部が痛む場合もあり、拍動的にズキンズキンと痛みます。


「頭に心臓がもうひとつあるのか?」と、
ツッコミを入れたくなるような感じですね(笑)。


●通常4~72時間続き、日常生活に支障をきたす程の痛みです。


横になるしかない、なんてこと良くありました。


●吐き気や嘔吐を伴うことが多く、運動やお風呂の湯船などで悪化します。


拍動的な痛みですから、運動なんて出来ないですよね。
階段の昇り降りだけで痛みが倍増しますもん。
我慢できる程度の痛みが、
お風呂に入ったせいで激痛になるなんてしょっちゅうでした。


●光、音、においに不快を感じるような感覚過敏になり、
 頭を激しく動かしたりすると、より激痛が増したりします。


カーテン閉めて、布団かぶって、全てシャットアウトしたいくらいなのに、
家の前を車が通っただけで、不快に感じたものです。
選挙カーやチリ紙交換の車には、だいぶイジメられました(悲)。


●女性に多く、遺伝性もあり、前兆(閃輝暗点)を訴える人も多い。


閃輝暗点(せんきあんてん)とは、
片頭痛の前兆として現れる視覚障害のことで、突然、視野の真ん中に
黒くてキラキラ、ギザギザしたものが見えるようになるものです。


・~・~・~・


前兆について、もう少しお話します。

実は片頭痛の方でも、前兆がある方とない方がいます。

前兆がある方は閃輝暗点の他に、
感覚障害(しびれ等)や言語障害(ろれつが回らない等)を
伴う方もいらっしゃいます。


前兆がない方でも、頭痛の予感がしたり、気分が優れなくなったり、
眠気が襲ったり、あくびが止まらなかったり。

これらの症状を“予兆”と言います。

これらの前兆、予兆を自分なりに把握しておくだけでも、
早めに頭痛薬を飲むなどの対処が可能になるので、かなり違います。

もちろん、前兆も予兆もなく、
突然頭痛に襲われる方もいらっしゃいますが。。。


私は、閃輝暗点などはなかったのですが、予感はありました。

来そうだなぁ~という感じがあっても、忙しかったり
手が放せなかったりして頭痛薬を飲むのが遅れると、もう大変。

一度激しい痛みまで行ってしまうと、
その後は何を飲んでも、どこをマッサージしてもダメ。

寝ててもダメ。

後は時間に任せるのみ。

5分が1時間に感じる地獄の四丁目(苦笑)。


自分のタイプが片頭痛だと思われる方は、
ぜひ、自分の前兆、予兆を見つけて下さい。

また、今まで自分のタイプがわからなかった方でも、
上記に自分の症状が当てはまる人は、片頭痛の可能性が大です。

次回から、緊張型頭痛や群発頭痛のお話もしていきますが、
「自分は片頭痛タイプかもしれない」ということを
“頭痛の隅に” あ、間違えた、
“頭の隅に”しまっておいて下さい(笑)。

しまった場所を忘れちゃいけませんよ。

次回号を読むときは、ちゃんと出してきて下さいね。



次回は、「頭痛のタイプ(緊張性頭痛)」のお話をします。

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