青空は 大地の優しい匂い
深い緑と 澄んだ空気
妖艶な稜線も 描く虹
照らす三角屋根に
真紅の太陽
思惟の闇夜が
煌めく星
心踊る月には
あなたの横顔
手と目と肌
髪 耳 口
腕 指 足
声 息 心
全てに唄う
全てに唄おう
青空は 大地の優しい匂い
深い緑と 澄んだ空気
妖艶な稜線も 描く虹
照らす三角屋根に
真紅の太陽
思惟の闇夜が
煌めく星
心踊る月には
あなたの横顔
手と目と肌
髪 耳 口
腕 指 足
声 息 心
全てに唄う
全てに唄おう
深く深く ゆっくりと
僕らは飲み込まれていく 沈んでいく
静かだ 静かだ
何にも聴こえやしない 何も感じたりしない
雑多な物事が僕を押し潰そうとしていた
居心地の悪さばかりが目立って
僕らは 一層不安になって もがいた
抗えば抗うほど 地面は粘着し
僕らを捕らえる
『参ったよ もう降参です』
前も後ろも左も右も
だとしても 何も変わらない
僕らの幸せなイメージにさえ
介入し進入し破壊し改ざんする
だけど もういいんだ
ここは気持ちがいい
ここは気が楽だ 落ち着けるんだ
目を瞑り
耳を閉じ
口を紡ぎ
すべての穴を 穴という穴を塞ぐ
引き篭もれ
僕らは 自由だ
もっともっと
深く深く ゆっくりと
やがて 辿りつく 核で
僕らはきっと生まれ変わる
その時 僕らの世界が始まるのだ
やわらかい雨が いずれ僕を浸しつくす
やわらかい雨が とうとう僕を侵していく
真っ新だった僕の衣服 もうすべて濡れきった
今更 何に濡れようか
受け入れる 余地などありもしない
あとは 滴り落ちるのみ
指の隙間から 静かに落ちる水滴は
僕に何を与えただろう
零れては 掬い
掬っては 零す
飽和
いったい僕に何ができる