タクシーで、父の居る病院に向かう時、父の十八番だった、石原裕次郎さんの『北の旅人』を車内でみんなで聴いた。
運転手さんも大好きとのこと。
うちの母が裕次郎が好きなのもあり。
裕次郎さん、歌うまいよね。
病室で曲を流すと、心拍数が増えた。
聞こえていたんだね。
写真を見繕っていた時、父がマイクを手に唄ってる写真が沢山ありました。
歌が好きでした。
というか、唄って褒められるのが好きでした(笑)
なんというか、軽く歌うのね、声そのものが良いんだと思うけど、良い声だったよ。
わたしはお母さんの声だからな。
会社関係の方は『本当に歌がうまくてね』って。
あとは大概女の人に囲まれている写真(笑)
結構モテたらしい父は、どんなに深夜になろうとも、たとえ持ち合わせが足りなくても、タクシーで必ず家に帰って来てました。
浮気の心配はなかっただろうし
モテるってのは、良いことだ(笑)
最後に病院に向かう時は、隣のおじさんが車を出してくれました。
父と喧嘩した時に、仲裁に入ってくれたこともあった。
本当に優しいご夫婦です。
感謝してます。
寂しがりやだったので、沢山の人に見送られて嬉しかったと思います。
自分の父だからなのかもしれないけど、今まであんなに綺麗な死顔は見たことがない。
イケメンだ、と友達が言ってくれた(笑)
ありがとう。
本当に、幸せな夢見て寝てるみたいだったから。
あの顔みたら、お父さんは幸せだったと思える。
たくさんの方々の温かい言葉、一緒に涙してくれたこと、
思い出すだけて感謝してもしきれず涙が出てきます。
お母さんを支えてあげてね、と沢山の方々に言われましたが、
わかっちゃいたけど、母も随分愛されてんな、と改めて思った。
母を思って泣いてくれる沢山の母の友人たちにも感謝。
だからあんまり心配してはいなかったり。
わたしも分かっちゃいたけど随分愛されてんな、と
感じました。
友人たちに本当に感謝。
お父さん、本当にありがとう。
どうかこれからも私達を見守って下さい。
どうか安らかに。
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