今年頂いた年賀状にあった文面から、「へーでるの年賀状」に対してのコメントの部分のみを拾ってみます。
*君の年賀状はわが家で有名です!
(大学の友人)
*お元気ですか。へーでる先輩!
今年はどんな年賀状が届くのかな~
(大学の後輩)
※ずーっと「輝先輩」だったのが、「へーでる先輩」に変わってる・・・これも「へーでるの年賀状」の影響だろうか(笑)。
*毎年年賀状楽しみにしています。
(1校目の担任生徒)
*高齢者には賀状内容は○でした。
(2校目の同僚教師)
※「○」には漢字一文字が傍点付きで書かれていた。
これを最初見たときは「何これ??? 意味解らんわ」。
でも、すぐに気がついた。
「あっ! 掛詞になっとる! 一つは、ワシの年賀状の問題についての感想を掛けとるんじゃ!」(へーでるの年賀状も「掛詞(もどき)が特徴です)。
だけど、一つは解っても、もう一つが・・・考えても考えても考えても・・・何を掛けているのか解らなかった。
そして、10日以上が経過した。
この記事を作るに当たって、パソコンで「○」という漢字を検索してみた。
読み方、意味、部首、「○」を使う熟語、その他いろいろと出てきた。
あーっ! 解った-!
ワシが問題に出しとる「うさぎの数の答え」を掛けとるんじゃ! しかも正解じゃし・・・すげーな。
この年賀状を初めてご覧になる皆さん。
年賀状に関しての問題は次の2つでした。
※実物の年賀状では、表側に問題を印刷している。
(1)アルファベット8文字から2つの言葉を完成させて、「&」でつなぎなさい。
ただし、アルファベットは1回ずつしか使わないものとします。(これが今年のメッセージです)
(2)この中に、うさぎは何羽いるか。数を答えなさい。ただし、ほとんどのうさぎはうまく隠れています。また、超こじつけが1羽います。(これが今年の掛詞もどきです)
ここで、問題を1つ追加しようと思います。
(3)元同僚教師のコメントにあった次の文章の○に当てはまる漢字1字を答えなさい。
高齢者には賀状内容は○(※傍点あり)でした。
(ヒント)この漢字1字は、「へーでるの年賀状の問題に対する『感想』」と「今年の問題(2)の『うさぎの数の答え』」を掛けている。
※この元教師からの年賀状も、とても素敵な版画で作られていました。改めて後日に紹介させていただこうと思います。
*先生の年賀状、去年のも解けなかったです。いつもながら感心しています!
(4校目の担任生徒)
*いつも手の込んだ年賀状をありがとうございます。
(5校目の同僚教師)
正月明けについにコロナに感染してしまい、3学期初日から出勤できなかった。
自宅待機期間を終えて学校に行った日に、一人の生徒が「うさぎの数を8羽」と答えてくれた。
(この生徒は年賀状をくれたので、へーでるの年賀状を送り返していた)
「ブー! 不正解。もうちょっと考えー!」
ある日の休み時間か放課後、同僚の先生が職員室の私の席まで来て「『西村先生、○○先生が年賀状の答えは4羽ですか?』と尋ねています。」と言われた。
へーでるの年賀状を出した前任校(7校目)の元同僚教師が、この先生と知り合いみたいでラインが届いたようだった。
「『残念! もうちょっと考えて。』って伝えてあげて。」とこの先生には伝えた。
皆さん、(1)の「アルファベット8文字から2語作る」というのは簡単なのでヒントは省略させてもらうことにして、うさぎの数はお解りになりましたか?
うさぎの数は、生徒が答えた8羽でも、元同僚教師が答えた4羽でもありませんよ。
ぜひ、正解を当ててください。
★ということで、ここからは問題(2)のヒントです★
問題文にも「これが今年の掛詞もどきです」と付けている通り、うさぎの数を当てるには「掛詞もどき」を使わなければいけません。
十二支(じゅうにし)の中で「うさぎ」が当てはめられているのは「卯」ですね。
これを何と読みますか?
この読み方が解れば、一気に正解に近づきます。
年賀状をじっくりとご覧ください。
ただし、問題文に付けている通り「超こじつけが1羽います」。
あーっ! 大失敗!
「超こじつけが1羽います。」なんて付けるんじゃなかった-!
「1羽」は余計じゃったー!・・・「超こじつけがいます。」としとくんじゃったー!
これじゃあ、超こじつけが見つからんでも(解らんでも)、「+1(プラス1)」すれば「答え」になるじゃないか!
アカン、アカン、大失敗じゃー!
作る時に、そこまで頭が回らんかったー!
みなさん、どうか自分に嘘をつかないでくださいね。
ちゃんと、「+1(プラス1)」のうさぎを「掛詞もどき」使って見つけた方のみが正解(100点満点)ですよ。
それが解らないまま、数だけ正解しても、本当の正解者ではありませんからね(笑)。
では、まだ答えにたどり着かれていない皆さん、もう少しお考えください。
【おまけ】
「お前ら、もし年賀状余ったらワシに出してくれたらええぞ。お年玉が当たる確率が高まるから。その代わり、へーでるからの変な年賀状が届くはずじゃ。宛先と宛名は『真鍋島、へーでる様』で届く。」
2学期の終わりにそう生徒たちに言った。
その時、生徒たちは「郵便番号は?」、「番地は?」、「名前は?」などとざわついていた。
31日に真鍋島の実家に帰る予定だったけど、年賀状が完成しなかったので、1日のお昼の便で帰ったら、生徒からの年賀状が届いていた。
3日の午前にも生徒からの年賀状が届き、それらを持って最終便でこっち(本土)に帰ってきた。
4日以降も、私のいない真鍋島の実家に生徒からの年賀状が届いているようだ。
3日までに届いた年賀状の「表書き」のパターンは3つ。
◆Aパターンのイメージ(実際は直筆)・・・郵便番号なし 市名(笠岡市)なし、番地なし、名前なし
この生徒は将来「勝負師」になるかもしれない。
良い子の皆さんはけっして真似をしてはいけません。表書きはきちんと書きましょう。
◆Bパターンのイメージ(実際は直筆)・・・番地なし、補足で名前付き
「へーでる様」ではさすがに届かないのでは?と思ったのか、その横に名前を小さく付け足してくれていた。
◆Cパターンのイメージ(実際は直筆)・・・番地なし
B、Cパターンの生徒は、ちゃんと郵便番号を調べて書いてくれていた。
さて、4日以降に真鍋島の実家に届いている年賀状(実物を私はまだ見ていない)のパターンは、この中のどれだろう?・・・もしかすると、これらとは別のパターンかもしれない。
(母親に生徒名だけは電話で聞いて、へーでるの年賀状は送らせてもらった)
真鍋島郵便局の職員のみなさん、表書きが正確じゃない年賀状をちゃんと届けていただき、ありがとうございました。