Vol.686
新しい年2023
ことのほか静かに明ける
全てが滞りなく前進できる
そんな1年であってほしい
仙台のランドマーク、大年寺山のテレビ塔
ナンテン/南天 メギ科
寒いこの時季、庭園などに光沢のある真っ赤な果実を
つける常緑の花木。関東以西の暖地に自生し、
当地は庭木として植えられる。
和名は「難を転じる」にかけて縁起物として正月飾りに使われる。
アオキ/青木 ガリア科
昨年の春、花をつけていたものの果実。
これから春にかけて真っ赤に熟し、花と真っ赤な
果実が同時期に見られる。雌花と雄花が別々つまり雌雄異株、
果実がついているので雌株。
タラヨウ/多羅葉 モチノキ科
葉の裏に棒などで字を書くとまもなく茶色く浮かび上がる。
東海地方以西に自生し当地は庭木として植えられが、
種子が飛散した自生種が確認されている。
雌雄異株、果実がついているので雌株。
アラカシ/粗樫 ブナ科
どんぐりはもう果期を終えたが、本種は未だ残っている。
当地が北限の自生地、どんぐりのなる木で常緑。
葉は葉柄側の半分に鋸歯があり残りは全縁、
どんぐりはその年に熟し、殻斗に横線が入るのが特徴。
ヤツデ/八手 ウコギ科
東北地方以西に自生する常緑低木で、半日陰の林地の
中で見かけ、庭木としても植えられる。
花期は10月~12月で、花は球状で両性花と雄花をつける。
手前の2個は両性花で左が雄性期、右は雌性期かな。
和名は葉が多く裂けることから、7や9裂など奇数が多い。
ホトケノザ/仏の座 シソ科
冬の真っただ中、日当たりの良い野面に
寒さにめげず花をつけている。
花は紫色の唇形花で、直立する上唇と下向き下唇に分かれ、
下唇の紫の斑点は虫を呼び寄せる蜜標。
和名は葉を仏像の台座に見立てた。
ナズナ/薺 アブラナ科
日当たりの良いところではどこにでも見られ、
花期は3月~6月頃まで、夏季以外はよく目にする。
花は白色で4弁の十字花、果実は平たい三角形で
この形が三味線のばちに似ることから
別名ペンペングサとも呼ばれる。
ハイゴケ/ ハイゴケ科
晩秋から降雨が適宜見られたことから、コケが元気を
取り戻し本来の姿を見せている。
名の通り地面を這うように成長する様子は見事、
コケ玉などに使用される。
ナミガタタチゴケ/ スギゴケ科
スギゴケの仲間で葉が四方に広げさらに上長成長する。
葉が波を打つのが特徴、変化のないスギゴケとの違いがわかる。
整然とびっしり生えるので、庭園などのグランドカバー
プランツとして植えられる。