ホテルのランチでエスプレッソを沢山飲んでから家でもこれを味わいたいなと思った。


もちろんホテルで使用したような高価なエスプレッソマシーンを買うことは出来ない。


独身の時に使っていたエスプレッソメーカーが使い勝手が良かったので何処かに行ってしまったそれと同じ物を再度購入しようと思った。


再度購入しようと書いたが以前の物は誰かにプレゼントされた気もする。


僕が使っていたエスプレッソメーカーはイタリアのビアレッティ社の物で「モカ・エクスプレス」という名前らしい。


直火タイプで半世紀以上のロングセラーらしくエスプレッソメーカーと言えばこの製品を思い出す人も多いと思う。


髭の生えたおじさんのマークが特徴的で形も今やアイコンになっている。


以前はエスプレッソを1カップ淹れられる小さな物を所有していたがエスプレッソを沢山飲みたい僕は3カップ淹れられるサイズの物を購入しようと思った。


思い立ってすぐにamazonで注文し五徳にそのままでは乗せられないので間を埋めるステンレスの土台も注文した。


翌日届くという事だったが不在で大晦日の夕方に届いた。


エスプレッソ用のコーヒー豆はカルディでエスプレッソブレンドを200g購入した。


もちろんエスプレッソメーカー用に豆を細かく挽いてもらった。


エスプレッソには僕の知る作法に習い必ず砂糖を入れて飲む。


僕はペルーシュの不規則な形の砂糖を好んでいて取り分けブラウンシュガーが良いのだがカルディには白砂糖しかなかった。


久しぶりにその砂糖を買ってみるとリアルな鳥の絵がイラストに変わってポップになり残念だった。


一式が揃い早速エスプレッソを淹れてみた。


エスプレッソ用の小さなカップは用意出来なかったのでいつものカップで飲んだ。


エスプレッソの違いを理解できるか怪しいが美味しいエスプレッソを飲む事ができた。


コーヒーの淹れ方が一種類増えただけだがとても贅沢な気分になった。


それから冬休みの間何杯もエスプレッソを飲んだ。


我が家でいつでもエスプレッソを飲む事ができる。


生活が少し豊かになった。