自宅退院への道① 病院からの大反対 | ありがとうの力:在宅介護のリアルな挑戦

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脳出血で倒れ寝たきりになった夫、四肢麻痺、気管切開、胃ろう、褥瘡(予防)の24時間在宅介護日記です

こんにちは。

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このブログでは

脳出血での四肢麻痺、気管切開、胃ろうで

要介護5、身体障害1級、寝たきりの夫の

24時間介護生活のリアルを綴っていきたいと思います。

 

はじめましての方はこちらから

 

 

ここからは、自宅退院への道のりを書いていきたいと思います。

 

まず声を大にして言いたいのは、

「どうしてこんなに大変だったの!!!」

 

夫は倒れてから

急性期病院に2ヶ月半、

回復期リハビリテーション病院に半年(180日)入院しました。

 

回復期リハビリ病院に転院した当日、

入院時のカンファレンスでしょうか、

医師、看護師、セラピストさん、ソーシャルワーカーさん達

関係者が揃って私と話をしていた時、

 

当然ながら、退院後の希望を聞かれました。

 

「自宅退院で」

 

聞かれる度にこう答えてきたのですが、

病院側からは、

 

(何度考えても訳わからないのですが)

旦那さんを抱えて走り回ることはできるのか、

できないなら許可しません、

ちゃんとできるかテストしますよ、

できないなら療養型病院に、とか、

 

24時間、目が離せない状態なので

介護保険使っても自費負担が絶対に必要、

おそらく月100万円はかかる、いや、

それではすまないかもしれない、

それでも自宅退院を希望するのか、

無理なら療養型病院に、とか

 

転院当日だけではなく

その後のカンファレンスでも

繰り返し同じことを言われました。

 

とにかく療養型病院に行けと。

 

ここで強調しておきますが、

療養型病院は何も悪くありません。

必要とされる方はいるでしょうし、

快適に過ごされている方もいるかと思います。

 

ただ、私はとにかく夫に自宅に帰ってきて欲しかっただけです。

 

ただでさえ夫が倒れてメンタルがボロボロのところ、

ソーシャルワーカーさんは相談に乗るどころか、

泣きながら自宅退院を主張する私に、

 

それがいかに無謀なことか、

いかにお金がかかることか、

療養型病院や類似の施設に行くべきだと

説得してきました。何度も何度も。

 

優しく相談に乗ってくれるようでありながら

私が希望する自宅退院を、

どうやったら実現できるか、

具体的に何が必要になるのか、

 

そういう話をしてくれるわけでもなく、

 

私が何を言っても答えは一つ、

堂々巡りの繰り返しでした。

 

病院としては、現実的に、

夫の安全が守られるよう、

私含めて家族に負担かけないようなどの

気遣いの末に言ってくれていたのかも知れませんし、

そこは理解と感謝を持ちたいとは思いますが、

 

それでも、家族としての私の希望が

あまりにも尊重されていなかったという

気持ちが残ってしまっています。

言ってもしょうがないことですけど。

 

またその頃私は、引越ししなければ

夫が帰ってくる場がない家だったので

とにかく家探しに必死でした。

 

病院にも、

いま夫が帰って来れる家を探している、

引っ越しが終わったら行政のサポートも受ける、

そもそも一人でできるとは思っていない、

どうやったら安心して夫が帰って来れるか

方法を考えているし、調べていると

再三伝えていたにも関わらず、

 

協力してくれるわけでもなく、平行線のままでした。

 

ついに「じゃあ自宅退院で」と

病院側が動いたのは、

 

回復期病院の入院期限180日まで

あと1ヶ月あるかないか、という頃だったように思います。

 

それまでずっと

病院からは療養型病院を勧められ、

私はとにかく自宅退院を主張し、

平行線のまま数ヶ月を過ごしていました。

 

ただ、ようやく新しい家が決まり、

引っ越しが必要となりましたが

 

もう目前となってきた入院の期限を考えると、

新居で夫を迎える準備をする時間が足りないように感じたので、

 

私自身も納得の上で、

1ヶ月だけ療養型病院に、という話に一度なったのですが、

 

紹介された療養型病院に見学に行ったところ、

ちょっとどうかな、、、という感じだったのと、

 

ある方との出会いで、

 

結局、病院側が動いて、

急ピッチで自宅退院を進めることになったのでした。

 

次回はその、ある方との出会いについて書きますね。

今でも変わらず、絶大な信頼をしている方です!

 

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