いつも買っている米屋さん
ずっと品切れなんだよなぁ。

宅配の米に分づきは無く、白米のみ。
分づきだなんて
贅沢ほざいている場合じゃない。
このまま米を入手出来なくなったら困るのだ。
食べ盛りのちびっこは居ないと言えど
夫の弁当作りに困ってしまう。
混ぜて炊いているもち麦は
幸いにも新品5kgが1袋ある。
案の定、現在 店では品切れになっている。


この際、何でもよい。
とにかく手に入れなくては。
当然の如く、分づきは諦め
宅配の白米をカートに入れた。


そこで。
いや…待てよ。
いつも買っている米屋さんに直接 電話し
どんな状況なのか、訊いてみよう。


名前を申すと
ああ、いつも有難うございます、と
覚えて下さっていた。
いや〜…まだ米はあるんですよ。
オープン前に行列が出来るほどだと言う。
しかし、いつも買ってくれているお客さんを
優先にしているとのこと。
ずっと品切れになっていることを
訊いてみると
ちょっと待ってくださいね?と。
少し待っていると
今、オープンにしましたから。
もし タイミングで品切れになっていたら
電話かメールでもいただければ送りますよ。
快く対応して下さった。

ふぅ。 安心。

まだあるから大丈夫とのお話だったが
万一  わが家のストックが
無くなった時を想定し
1ヶ月近く先だが
今のストックが無くなる頃に
予約のような感じになるが
注文しておいた。
勿論、宅配の米はカートから外して。
9月の終わり頃だから
きっと新米を送って下さるだろう。
昨年も確か、この頃に注文し
新米に切り替え送って下さった。


5kgが2袋のセット。
今回は五分づきと九分づきにしてもらった。
私は五分づきでいい。
夫もそれでいいと言うが
玄米に近くなればなるほど
白米のしっとり感が失われる
ボソボソとした五分づきよりも
時々は白米が食べたいに違いない。
完全な白米よりは   ほんの僅かでも
栄養分が期待出来る九分づきを
選んだのだった。
余談だが、玄米は過去に食べていた。
しかし、何せ消化に悪い。
よく噛まなければ上手く消化出来ない。
職場で時間の無い中
かっこんで弁当を食べる、
また、人間によるストレスで毎日のように
腹を下す夫には
向かないだろうと判断し、止めた。

そんなわけで今回は
500円値上がりしたものの
クーポンや付与ポイントを差し引くと
実質 10kg、5,000円弱で購入出来た。


調べに調べ抜き、決めた品種。
よくある一般的な米の品種では無い。
米屋さん曰く、特殊な品種との事。
やっぱりね。
どうやら私は
人と違うのを好むらしい。


今までは 北海道のふっくりんこや
おぼろづき、こしいぶき (全て七分づき)
なんかを好んで食べていたが 
思い切って店も品種も変えた。
米を変える際
自身を含め   家族の今の体調に合わせ
探求しまくって選んだ、あの時は。


良心的な店主さんに 心より感謝。
このお店を選んでいて良かった。
こんな時に 有難うございました。


痛感するのは
「この世に 当たり前のことなんて
    何ひとつ無い」ということ。


より一層   
恵みを有り難く戴かねば。


そんなことを想いながら
本日もごはんを炊いている。




そして 
小分けし終えた後は
びっしりと
土鍋に こびり付いた米粒を
いつも通り   
一粒も余すこと無く
感謝しながら戴く。