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「生き方支援Company」
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最近、ある人から「自分の機嫌は自分で取りなさい」と言われた。

 


その言葉が、心の奥で深く共鳴した。

 

 

周囲の機嫌を伺って生きてきた

 

 

正直言えば、これまでずっと“周囲の機嫌”を気にして生きてきた。

 


それは子どもの頃の家庭環境が影響している。

 

 

父は気難しい人だった。

 

 

気に入らないことがあるとすぐに不機嫌になり、その空気が家全体を支配する。

 

 

そんな家庭で育ったので「どうすれば父の機嫌を損ねずに過ごせるか」ばかりを考えていた。

 

 

その癖は大人になっても抜けなかった。

 


家族の表情、友人の言葉のトーン──

 


常に周囲の“ご機嫌の温度”を読み取り、自分の行動を調整するのが当たり前になっていた。

 

 

「他人の感情」を自分の問題にしてしまう

 

 

それは以前から薄々気になっていたが、先日言われてはっきりと気がついた。

 


「他人の機嫌を考えること」が、自分の穏やかな日常をどれだけ蝕んでいたかに。

 

 

誰かが不機嫌になると自分のせいかと考えてしまう。

 


相手の表情ひとつで気持ちが上下する。

 


そして、いつしか自分が“他人の感情に依存した人生”を送っていたのだ。

 

 

本来、他人の機嫌など自分の責任ではないはず。

 


それなのに、他人の感情を自分の心にまで持ち込んでしまう。

 


それがどれだけ無駄で、心をすり減らすことだったか。

 


今になってようやく気づいたのだ。

 

 

 「自分の機嫌は自分で取る」という大人の在り方

 

 

「自分の機嫌は自分で取る」

 


この言葉の本質は、“感情の自立”にある。

 

 

不機嫌になることは誰にでもある。

 


ただし、その不機嫌を他人にぶつけて良い理由はどこにもない。

 


自分の感情は自分で引き受ける。

 


それが本来の“大人の責任”だ。

 

 

たとえるなら、心に雨が降ったら傘を差す。

 


傘を持たずに、他人に「お前のせいで濡れた」と怒るのは筋違いだろう。

 


自分の心の天気を他人のせいにしない。

 


それが「自分の機嫌を自分で取る」という生き方なのだ。

 

 

他人の機嫌を気にすることの“優しさ”と“罠”

 

 

他人の機嫌を気にする人は、実はとても優しい人である。

 


同時に対立や拒絶を恐れる人でもある。

 


優しさと恐れが入り混じったその感覚が、時に自分の本心を押し殺してしまう。

 

 

「波風を立てないように」と努力しているうちに、自分の感情を閉じ込め自分の幸せを後回しにしてしまう。

 

 

その結果、判断は鈍り、創造性は失われ、本来やるべきことに集中できなくなる。

 


他人の機嫌を取ることは短期的な平和を生むが長期的には自分を蝕む行為なのだ。

 

 

自分軸で生きるという選択

 

 

ここで誤解してはいけないのは、「他人を無視して生きろ」という話ではない。

 

 

他人を思いやることと、他人の感情に振り回されることは全く別物。

 

 

「自分軸で生きる」とは、自分の感情や価値観を大切にしながら他人の感情を“自分の問題”にしないこと。

 

 

「それはその人の問題だな」と受け止められるようになると、人間関係はむしろ軽やかになる。

 


自分を守りながら、人にも優しくできる。

 

 

穏やかな日々とは、心に静かな場所を持つこと

 

 

穏やかに生きるとは、「周囲の嵐を止めること」ではなく「自分の中に静かな場所を持つこと」

 

 

他人の機嫌や感情に引きずられず自分の感情を丁寧に扱うこと。

 


それが、日々を穏やかに過ごすための第一歩だと感じる。

 

 

「自分の機嫌を自分で取る」

 


この言葉を胸に、今日も静かにしなやかに生きていきたいと思う。