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ビジネスの世界では、どのポジションを取るかによって得られる利益の構造が大きく変わる。

 


その中でも最も恩恵を受けるのが、「版元(ルールメーカー)」や「胴元(ゲームの主催者)」の位置に立つことだ。

 

 

出版社が流通を押さえれば本の世界を支配し、プラットフォームを作った企業は他社を束ねて市場を動かす。

 


そして検索の世界では、Googleがルールを作り圧倒的な利益を得てきた。

 

 

つまり、どの市場にも“胴元”が存在し、それを構築した者だけが長期的な勝者になれる

 

 

問題は


「どうすればそのポジションを自分が取りにいけるのか?」


「ゲームチェンジャーになるために必要な条件とは何か?」


ということだ。

 

 

今回は、その本質を考えてみたい。

 

 

ゲームチェンジに気づく人と、ゲームチェンジャーになる人の違い

 

 

ビジネスの転換点に気づく人は実は多い。

 


市場の変化、顧客行動の変化、技術の変化

 


今は情報も多く、肌感覚として“変わるな”と感じる人は少なくない。

 

 

しかし、気づくだけでは勝てない

 


変化に備えるだけでも勝てない。

 

 

勝つのは「自ら新しいルールを定義し、そのルールに他者を巻き込む側に立つ人」である。

 

 

Googleは検索市場の変化を“察知した”のではなく“検索市場のルールそのもの”を定義してしまった。

 

 

ゲームチェンジャーとは、変化を受け取る側ではなく、変化を生み出す側の人間だ。

 

 

ゲームチェンジャーが持つ3つの視点

 

 

ゲームチェンジャーには共通点がある。

 


それは鋭い頭脳や最新技術へのアクセスではない。

 


もっとシンプルで、もっと日常に根ざした視点だ。

 

 

①「流れ」を読む前に“流れをつくる源泉”に目を向ける

 

 

多くの人は流行や数字の変化を追う。

 


営業がどこから増えた、CVの流入経路がどう変わった、世界で話題のAIが何か。

 

 

しかしゲームチェンジャーは、世の中の“意思決定の源泉”に着目する。

 

 

たとえば今、Google検索が弱くなった理由は「競合が増えた」ではなく「ユーザーが情報探索を検索以外に求め始めた」という“人間側の変化”だ。

 

 

源泉とは人間の行動であり、欲求であり、不安である。

 


そこが変われば市場構造はひっくり返る。

 

 

② 自分が「ハブ」になる戦略を設計する

 

 

どんなゲームでも中心に立つ者が最も価値を持つ。

 

 

検索ならGoogle、ECならAmazon、スマホOSならAppleがそうだ。

 

 

ハブに立つ者は、ルールが変わろうとも揺らがない。

 

 

③ ルールを作る覚悟を持つ

 

 

ルールは勝手にはできない。

 


誰かが先に決めるからこそ、後からそれを守らざるを得なくなる。

 

 

ルールを作るということは、言い換えれば批判される側に立つことでもある。

 

・前例がない
・やりすぎだ
・そんなの無理だ

 

新しいルールは、最初は必ず否定される。

 

 

ゲームチェンジャーはその反発を“当然”だと理解している。

 


だからこそ進む。

 


そして数年後、気づけばそのルールが当たり前になっている。

 

 

ポジションを獲得するための条件

 

 

では、どうすれば“版元”や“胴元”の位置に立てるのか。

 


その条件を明確にしてみたい。

 

 

① 市場が揺らいでいる“端境期”に動くこと

 

 

隆盛期にルールを変えるのはほぼ不可能だ。

 


検索市場の絶頂期にGoogleを倒すことはできなかった。

 

 

しかし今はどうか?

 


AIが検索を代替し、ユーザーの行動が変わり情報流通のルールが壊れつつある。

 

 

まさに端境期(はざかいき)

 


この瞬間こそ、歴史上最もポジションが取りやすい時期だ。

 

 

② 「サービス」ではなく「構造」をつくる

 

 

新サービスを作る企業は多い。

 


だが市場を支配するのはサービスではなく“構造”をつくった企業だけだ。

 

・検索の構造 → Google


・物流の構造 → Amazon


・アプリ配信の構造 → Apple


・動画配信の構造 → YouTube

 

構造の変革を起こした企業こそがポジションを獲得している。

 

 

③ 他者を巻き込むインセンティブ設計を持つ

 

 

自分一社だけで主導権は取れない。

 


他の企業・個人・プラットフォームを巻き込んで初めて中心になれる。

 

 

巻き込みのポイントはシンプルだ。

 

 

「あなたのルールに乗ったほうが儲かる」と思わせればいい。

 

 

Googleが勝ったのは検索性能ではなく、広告主のインセンティブ設計が圧倒的だったからだ。

 

 

結論:ゲームチェンジャーは“誰か”ではなく、覚悟を決めた企業だけがなる

 

 

ゲームチェンジャーは、技術力がある企業でも、資本が潤沢な企業でもない。

 


たった一つの共通点がある。

 

 

それは「自らルールを作る側に立つ」と決めた企業である。

 

 

気づく側ではなく、反応する側でもなく、定義する側に立つ。

 

 

Googleがルールを作った時、誰一人としてそれを止められなかった。

 


それは“技術の強さ”ではなく“意思の強さ”だった。

 

 

今の市場は揺れている。

 


だからこそチャンスでもある。

 


この意識の転換は、企業の未来を左右する。

 

 

ゲームチェンジャーは「なれるか」ではなく「なると決めるか」

 

 

ルールは待っていても誰かが作ってしまう。

 


そして作られた後では、もう遅い。

 

 

先に握れば支配できる。

 


後から追えば従うしかない。

 

 

その現実を直視することが、ゲームチェンジャーへの第一歩である。