子どものころから人前で話すことは苦手ではなかった。
中学生の時は生徒会長だったので演説やスピーチは得意な方だったのだろう。
社会人になって営業の仕事をやる事になっても然程の抵抗はなかった。
自分で会社を始めて、社員の前で話すことも様々な機会で人前で話すことも増えた。
「他人前で話すことって緊張しませんか?」
結構聞かれる質問である。
正直言って、緊張しないこともない。
知らない人が多い場所で話をする時、著名な人と話す時に緊張することがある。
それはなぜだろう?
「緊張する」原因がわかれば楽になるだろう。
その1
「自分をよく見せようとするから」
相手に自分を「できる」「賢い」人間に見られたいという欲が働くのが原因。
その2
「相手のことを知らないから」
知り合いと話をするのに緊張する人はあまりいない、知らない人に話をすること自体が緊張の原因。
その3
「話す内容に自信がないから」
自分の話の内容が本当に興味を持ってもらえるのかに自信がないというのが原因。
ということでこの原因を払拭すれば緊張は和らぐと思う。
そこで、人前で話をするときに緊張しない方法!
1 まずはリラックス、いつも以上の自分を見せることなんて土台無理なので「いつも通りで良いかな」と開き直る
2 話に相手を巻き込む、具体的には相手に質問したり同意を求めたりを早い段階で行う
3 事前準備は大切、話す内容をしっかりと固めて資料を準備すると気持ちが楽になる
先日、大きな会場で経営者向け勉強会がありそこでパネラーとして参加したが、やはり直前は緊張した。
その原因は「自分がどう見られるのかが不安だったから」である
「まぁどんなに格好つけても仕方なし、ありのままで話をしよう」と開き直ったら緊張もなくなった。
また、先日ある著名人と話をする機会があった。
当初は緊張して話をしていたが「ところで先生はいつもお忙しいですよね?」と相手に話を振ってから少しづつ和やかな雰囲気に。
結局、相手を自分と同じ土俵に乗せてしまえば緊張はなくなる。
「大勢の前で話すときはその人たちを”じゃがいも”だと思え」なんて話もあるけど、そうすると場づくりは難しいので自分はあまりそういうのはないかな。
「自分は他人前で話すことが苦手」と言って避けていても必ずそういう機会はやってくる。
そんな時にはぜひ、上記のような考え方で乗り切ってみてはいかがだろうか?
もしかすると新たな自分が発見できるかも知れない。