我々のビジネスはユーザーの感覚で変動する。
例えば、オリンピックやWBCなどスポーツイベントで日本が活躍するとユーザーは減少する。
また「東京に雪が降る!」のも減少要因、台風や地震なんてなおさらだ。
日常と少しでも違うこと(事件)が起こるとユーザーはすぐに減少するのだ。
「それも仕方のないこと」と時の流れに身を任せていた。
しかし「コロナ禍」という長くて大きな変化はユーザーの感性を大きく変えてしまった。
ユーザーに求められないサービスはいつかは無くなる、そういう恐怖心すら抱かせる変化だ。
そして我々は考えた「どうすればユーザーのニーズに答えられるのか?」
最近、やっとその成果が出てきたようだ、しかしまだ道半ば。
コロナ前は我々は「思考の怠惰」に陥っていた。
「雪だっていつかは止む」「オリンピックだって1ヶ月」「WBCは2週間」と我慢すれば元の状態に戻っていた。
しかしコロナ禍で大きな変化が訪れた。
「これは簡単には元には戻らない」と腹を括って、我々は思考することを始めた。
そして今「思考する」ことが日常になっている。
「なぜこうなるのか?」「もっと結果を出すためにはどうする?」「今までの常識を疑おう」
こういう思考が成果にで始めたのだ。
「思考の怠惰」
ある経営者から聞いた言葉だ。
「今日は昨日の続きではないし明日も今日の続きではない」
日常は常に変化している。
この変化に対応できるかどうかがビジネスの成功の鍵になる。
「変化に対応するには、常に思考すること」
「天気予報で明日が季節外れの暖かさになる、と聞いたら冷たい飲み物の発注を増やすことは誰だって気がつく」
「ただ漫然と言われた事をやっているだけではそのような対応ができない」
「素晴らしい学歴や経歴でも、このように思考が怠惰になっている人は社会で活躍することは難しい」
なるほど、的確な指摘である。
しかし「思考する」とは具体的にどのようなことだろう?
3つのポイントがあると思う。
1つは、目的がある。
「ユーザーの求めることに答えたい」そして「売上を上げたい」
2つは、前向きな心。
イメージは相手が喜ぶ顔、冷たい飲み物で喜んでくれるお客さんの顔、楽しいイメージ。
3つは、自らやる。
自分で仮説を立てて実行してみると楽しい!言われてやることは作業だから。
ということで「思考して仕事をしなさい」とは「楽しんで仕事をしなさい」に近い。
言われたことだけやって給料をもらえるのは楽で良いという人もいるが、どうせなら思考して楽しく仕事をして、もらえる給料を増やす方が良いと思う。
多分、その方が人生は楽しい。