ヒッチメンバー ボールマウントの知識♪ | あしあと the Next Impact

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新しいこと始めたい。
宜しくお願い致します。

 
ヒッチメンバーは日本国内ですと
『 何それ? 』と言う位置づけです・・・
コレです!
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ヒッチキャリアを付けたり
トレーラーを牽引する際に使用する、
車の補強兼ヒッチボールマウント取り付け装置です!

 

ここではアメリカ製バスボート用トレーラーを
牽引するかた向けに考えていきます!

 

 

・・・というのもやっかいなことに、
ヨーロッパ製のキャンピングトレーラーと
アメリカ製のキャンピングトレーラーでは
根本的に規格、考え方が異なりますから、
同じトレーラーでもそれらは省きます!

 

 

今回、友人がボールマウントを購入するに当たり
相談されたので勉強しました!
(ヒッチメンバーはドロータイト製)
まずヒッチメンバーの差し込み角にも
インチ規格とミリ規格があります!
(念の為・・・アメリカ製はだいたいインチ規格)

 

 

ヒッチメンバーは国内外の各社から
様々な車種に応じて設定ラインナップがありますが、
重要なのがボールマウントの高さ(トレーラーを連結する部位です)
この部分で地面との高さを調節します!
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ここでは私の車を基準にするので確認、採寸となります!
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採寸結果は、
『 8インチドロップ品番2797 』でした!

 

 

連結時の適切な高さを出さないといけません
私も含めランクルやサーフ等、
車高を上げたり下げたり変更している・・・とか、
車高はいじって無くてもタイヤのインチアップや
ホイールの大径化等でノーマルの車高と異なった場合
中古車購入でノーマルなのか否かもわからない等々・・・

 

 

ボールマウントの選択がメーカー推奨のカタログや
ネットショップで販売しているカタログ、リストと異なり
苦戦すると思います!

 

 

調べると通常なら地上からボールマウント上面までが
35~45cmが一般的だそうです!

 

 

 

友人のヒッチメンバーに
バッチリつきました!
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価格が価格なので失敗は許されません!

 

 

 

 

問い合わせしようにもどこを測ればいいのか?
そもそものヒッチメンバーが無い人は困りますが・・・
とりあえず牽引するなら十分なキャパ(耐
荷重)の
ヒッチメンバーを購入して取り付け、
それから地上高の計測が望ましいかと・・・

 

 

 

 

ついでに私のも交換♪
ヒッチメンバーを取り付けてもう10年ぐらい経つことと
レンジャーボート(約2t)を連結した際に6~8cmぐらい沈み込むので
連結状態でトレーラーの先端(カプラー)が若干下がっていました!
水平を保っていなかったのが気になっていたので交換です!
アルミボート+トレーラーなら8インチドロップでも
まったくOKの水平状態でしたが、
約2tを引っ張る為、一気に4インチ上げてみました!

 

 

 

8→4インチドロップのヒッチに!
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(面倒なのでまだ連結していませんが・・・)
今回の交換変更で、短くなった分、
『 許容荷重静止垂直 』と
『 被牽引車最大重量 』が、大幅にUPしました!
てこの原理でヒッチメンバーから
ボール部分までが遠ければ負担は増えますから・・・

 

 

 

地上からの高さは49cmとなりましたが
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だいぶ沈むので問題ないでしょう!
あくまで連結状態で
水平になるようにセッティングですから・・・

 

 

 

私のは2軸トレーラーなので
少々尻下がりのほうが
4輪に荷重が分散していいのでは?

 

 

トレーラー側も計測すると
約49cmでした
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水はけを良くするために
ジャッキを高めに上げていますが・・・

 

 

 

また難儀なことにヒッチボールにも数種類あります!(汗)
ネットで買うにしてもまたもここで戸惑うことになるでしょう・・・

 

 

 

主なヒッチボールは、
ボールの径がmm単位の50mmか、
インチ規格の2インチ(= 50.8mm)です!
ここはよく勘違いされています
連結するトレーラー(カプラー)に合わせて
ヒッチボールを選択する必要があります!

 

 

トレーラー側がmm規格なら50mmのヒッチボール
トレーラー側がインチ規格なら2インチのヒッチボール
パッと見は同じ大きさですが、
ヒッチボールのどこかに規格サイズが刻印がされています!
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2インチボール=50.8mm(1インチ =2.54cm=25.4mm)と、
50mmボールだと0.8mmの違いなんて、
誤差とかいう人もいるようですが
それで連結が外れることも無いとは言い切れません!

 

 

また、同じ個所にこういう刻印もあります!
3500LB(ポンド)=1587.5733 kg
5000LB(ポンド)=2267.96185kg
これがヒッチボールの耐荷重です!

 

 

なのでレンジャーボートが
約2t=2000kgなので
3500LBではダメとなります!

 

 

上記だけでも4種類でてきました!
さらにヒッチボールだけでも
鋼材かステンレスか
ネジ部外径シャークと呼ばれる部位が19mmか25mmか
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上が25mm下が19mm
そういえばボールマウントを選ぶ際に
この19mmか25mm穴か見ておく必要があります
19mm穴に25mmは入りません!
25mm穴に19mmのボールは入りますが・・・
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この様にグラグラになりますから・・・
スペーサーも売っているようですがお勧めはしません!
どう考えても25mmのほうが強度が高く
価格はほぼ同じです!重くはなりますが・・・

 

 

ボールもボールマウントのつらから
ボールまでの高さが異なるものもあり
選択に困りますね・・・
ちゃんとボールマウントを選んでおけば
ボールの高さで悩むことは無いと思います!
車を複数所有していたり、共有していたり、
車両の買い替えで費用を抑えたいので
ボールマウントはそのままでボール部分で
変更したいとかでしょうか?

 

 

 

最後にヒッチメンバーやヒッチボールは
普通ではありえない力が加わり
その積み重ねで少しボルトが緩んだりガタついたり・・・
その少しの変化が『 たわみ 』となり
あのゴッツイ金属の塊が
簡単に折れたりクラックが入ったり・・・と・・・
可能性は否定できません!

 

 

 

年に一回は増し締めをしましょう!
結構緩んでいますよ・・・
外れて事故を起こしても全て自己責任となりますから・・・

 

 

ちなみにボールの増し締め、交換は
こんな感じでした!
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回り止めをしないとヒッチボールとナットが共回りする為、
ゴム手袋噛ませてウォーターポンププライヤーと
モンキーで回しました!
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ものがものだけに
巨大なのでそれなりに工具が必要です!

 

 

今回勉強してみて
ヒッチメンバーは設定があればやっぱりアメリカ製!
ボールマウントもアメリカ製!
ヒッチボールはなるべく太いやつ!
全て耐荷重はMAXまで行かなくとも
バスボート牽引を見据えた2トンクラスと
設定すれば悩まずに済むと思います!

 

 

ヒッチメンバーの設定が無く
ワンオフで製作してもらうとしても
ギリギリで作ってもらうより
車体側の補強をしてでも
高耐荷重のヒッチメンバーを製作しましょう!

 

 

 

参考にしたHP (アクアワールドダイイチ様)

 

 

 

 

 

交換して・・・
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車高が上がったような錯覚!(爆)

 

 

 

【 注意 】
当方の解釈が間違っていたり、
このブログを参考に購入し
損害等が発生しても責任は負いません!
念の為ショップや専門家に問い合わせをして下さい!