ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》のスタッフブログ -38ページ目

ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》のスタッフブログ

『1日だけのヒューマンドキュメンタリー映画祭2025』開催!
2025年11月15日(土)11:00〜/大阪市中央公会堂 地下大会議室


伊勢真一監督のつぶやき ③
「定点」


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東日本大震災のことを「忘れるな!」とマスメディアは言いつのるけど、
一番早く「忘れようとしている」ようにも見える。

とにかく飽きっぽいんだからマスメディアは・・・
その「情報」が売れない、と思うと、すぐに目新しい次の「情報」に群がり
大騒ぎして、又、その次へと・・・
私がテンポののろいノンビリ屋だからそう思うのかもしれないが、そんなに急き立てて、
どうしようっていうんだ、ほんとに。

ドキュメンタリーで、とても大切だ、と思うことのひとつは「定点」を持つ、ということだ。

あっちゃこっちゃ動き回り過ぎず、一ヶ所でいいから、しっかり自分自身の立ち位置を持ち、そこからじっと見つめ続けるのだ。
「定点」から見守ることで、物事の変化がよくわかってくることは、マチガイない。

あふれるように流れて来る「情報」を見極め、自分自身の視点を持つキッカケとして、
ドキュメンタリー映画を観るのは、意味があると思う。

映画祭の最終日・9月1日は、ちょうど「防災の日」。
あの関東大震災が起きた日だ。

「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》」では、
東日本大震災を描いたドキュメンタリー三作品を特集してみたいと思う。

「忘れない」とは、どおいうことだろう?
そのことを、ひととき一緒に考えてみませんか?


ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》公式サイト 


2013年のスケジュール(作品紹介)


ーーー9月1日(日) 「被災地から」ーーー

10:00~ (9:45 開場)
「傍」~3月11日からの旅~ (115分) 伊勢 真一監督

13:00~ 
「飯館村」~放射能と帰村~ (119 分) 土井 敏邦 監督

15:30~
「先祖になる」 (118 分) 池谷 薫監督

17:30~
ドキュメント・トーク
土井 敏邦監督 池谷 薫監督 榛葉 健監督 伊勢 真一監督

18:30~
コンテスト表彰式
2013年コンテスト最優秀賞受賞作品上映
閉会式
伊勢真一監督のつぶやき ②
「ガキ大将タイプ」


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ドキュメンタリーは、学校の勉強の続きのようでカタ苦しくて面白くない・・・
大体創ってる奴がみんな学級委員みたいで清く、正しく、美しく、だもんな・・・」
と、思いこんでいる人も、多いかもしれない。

たしかに、そおいう傾向はなくはない。
でも必ずしも、そおでもない作品も多いのだ。

ダマされたと思ってヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》
足を運んでみて欲しい。

私自身のことを言えば、「学級委員」と言うよりも「ガキ大将」タイプの子供だったと思う。
「この指とまれ!」と手を上げ仲間達の遊びの先頭に立って、
暗くなり誰も居なくなるまで駆けずり回っていた少年時代・・・
私にとってのドキュメンタリー創りは「ガキ大将」の延長戦なのだ。

「学級委員」タイプではないので
「わかってる」ことを教えこむようなドキュメンタリーは嫌いだ。

むしろ、「わからない」ことこそを大切にして作品創りに取り組んで来たつもりだ。
「わからない」ことが、たっぷりつまったドキュメンタリーこそが面白いと思う。


二日目のプログラムは、
私が好きな「わからない」ことが、たっぷりつまった多様なドキュメンタリーを集めてみた。

きっと、学校のお勉強のように堅苦しくなく、面白いドキュメンタリーと出逢えるはずです。
ドキュメンタリーは嫌いだって思ってる人にもぜひ観に来て欲しいと思います。




ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》公式サイト 


2013年のスケジュール(作品紹介)



ーーー8月31日(土) 「にっぽん」ーーー

10:00~ (9:45 開場)
「うたごころ」《2012 年版》~宮城・三陸 女子高生たちの青春~ (112分) 
榛葉 健監督

12:00~ ドキュメントライブ
「human note」(「うたごころ」出演・合唱グループ)

13:00~ 
「立候補」(100 分) 藤岡 利充監督

15:15~ 
「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」 (114 分) 長谷川 三郎監督

17:00~
ドキュメント・トーク
藤岡 利充監督 長谷川 三郎監督 榛葉 健監督

18:30~
「毎日がアルツハイマー」 (93分) 関口 祐加 監督

伊勢真一監督のつぶやき ①
「続ければいい」


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です。

11年前の夏、
私も含めて、4、5人のメンバーが大阪城の近くにある公共放送の局舎のロビーで
思いつきのように
「映画祭をやろう!!」と声を上げたのが
「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》」の始まりです。

普段あまり観られることの少ないドキュメンタリーを観てもらう映画祭を
「ヒューマンドキュメンタリー映画祭」と名付けた時には、
まさか11年も続くとは思ってもいませんでした。

「続ければいいってもんじゃない」という奴もいるけど、
「続ければ、いいってもんだ」
と私は思う。

私のドキュメンタリーは、ともかく長い時間を記録するのが
取り柄のような作品ばかりだ。
最短でも一年は撮る。
そのことでマス媒体とは一味違う物語を描いて来たように思うのだ。

「続ければいい」「長く撮ればいい」
そう思いこんで映画を創り、観てもらって来た。

今年の映画祭の初日にプログラムした
映画「奈緒ちゃん」は、てんかんと知的障害のある私の姪っ子・奈緒ちゃんと
その家族の12年間の記録だ。
この映画を観て、小児科医の細谷亮太医師と「いのちのこと」を語り合おうというプログラム。
実は「奈緒ちゃん」の撮影は今も続いており、
もう33年目の記録に入っている。

ドキュメンタリーは「長く撮ればいい」ってもんだ。文句あるか?



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2013年のスケジュール(作品紹介)



ーーー8月30日(金) 「いのち」ーーー

13:00~ (12:45 開場)
「ぼくのうしろに道はできる」(100分) 岩崎 晴子監督

15:30~
「奈緒ちゃん」(98分) 伊勢 真一監督

17:10~
スペシャルトーク
「こどものいのち」
細谷 亮太(医師)×伊勢 真一(監督)

18:30~
コンテスト入賞作品上映

【《阿倍野》のスペシャルプログラム③】


「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》」恒例、各作品の監督が、
「我こそは」という“ドキュメンタリー愛”を語り合う、ドキュメントトーク
今年のもう一枠をご紹介します。

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<3>ドキュメント・トーク 2
出演:
「飯館村 ~放射能と帰村~」 土井 敏邦(監督) 

  ×
「先祖になる」池谷 薫(監督) 
  ×
「奈緒ちゃん」・「傍 ~3月11日からの旅~」伊勢 真一(監督)

  ×
「うたごころ《2012年版》」榛葉 健(監督) 

日時:9月1日(日) 17:30~

内容:

去年の《阿倍野》に続き、2年連続参加の土井敏邦監督
教育現場での言論と思想の統制に抗う3人の教師の姿を追った、
「私を生きる」で絶賛された土井監督。
このところ「異国に生きる 日本の中のビルマ人」と本作「飯館村」をほぼ同時期に発表し、
活発に活動を繰り広げる土井監督に、ドキュメンタリー制作者の情熱や生きざまを聞きます。


2人目の「先祖になる」の池谷薫監督。震災発生直後に岩手県陸前高田市に入った池谷監督は、
ひょんなことから、この映画の主人公と出逢い、映画化。
ベルリンで国際映画賞を獲るなど、華々しい広がりを見せています
が、実は取材当初は違った計画があったとか。
映画制作の舞台裏で何があったのか?
そしてどんな経過を経て、今に至ったかを伺います。


そして当映画祭のホスト役、伊勢真一榛葉健も対談に加わり、
ドキュメンタリーの魅力や社会の役割について、語り合います。

日本の第一線の監督たちが、熱く語り合う「ドキュメントトーク」。
他では聞けない、貴重なお話の連続です。

この機会に、どうぞお出で下さい。


【《阿倍野》のスペシャルプログラム②】


「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》」は、映画の上映だけではありません。
各作品の監督同士が、「我こそは」という“ドキュメンタリー愛”を語り合う、
恒例のドキュメントトーク
今年もやります。

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<2>ドキュメント・トーク

出演:
「立候補」藤岡 利充(監督)
  ×
「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」長谷川 三郎(監督) 

  ×
「うたごころ《2012 年版》」 榛葉 健(監督)

日時:8月31日(土) 17:00~

内容:
ドキュメンタリー映画の制作者たちの、知られざる《生きざま》を、
トークでドキュメントする、一発勝負の「ドキュメントトーク」。


今年の第1枠、1人目は、7月から本格的上映が始まった、
映画「立候補」の藤岡利充監督
この作品は、選挙の“泡沫候補”と呼ばれる人たちに「なぜ選挙に出るのか」を
問い続けた長期取材のドキュメンタリーだが、
偶然、参院選の時期が重なった上、主人公がまたも立候補したことから、話題が拡大。

その独特な切り口でスリリングな映画に仕立て上げた藤岡監督が、
映画の主な選挙戦の舞台、大阪府知事選のおひざ元《大阪》で何を語るか??

じっくり伺います。



2人目は、2012年のキネマ旬報賞・文化映画部門でグランプリを獲った、
「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」長谷川三郎監督
本作は、原爆投下後の広島、成田闘争、自衛隊潜入取材など、
混迷する日本の戦後の実相を最前線に身を置き写真で告発し続けてきた、
反骨のカメラマン・福島菊次郎を追い続けたドキュメンタリー。

「力わざ」ともいえる剛速球の映画を作った、
長谷川監督には、「今のニッポンがどう映るか?」を聞きます。



そして3人目は、インターネットのソーシャルメディア“facebook”を駆使して、
口コミのパワーで手作りの映画を日本30都市上映にまで拡散させた、
映画「うたごころ」シリーズの榛葉 健監督

当映画祭のディレクター兼司会も務め、
今回は、藤岡、長谷川両監督の“生きざま”を、得意のインタビュー技術で引き出します。


【※写真は昨年のトークの様子です】