こんにちは。池本です。
参院選までカウントダウンが始まりました。
今回は、ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》へ何度も参加していただいた湯本雅典さんと苫米地サトロさんをご紹介します。
お二人とも独自のスタンスで社会を見つめ、活動を続けておられます。
湯本雅典さん(ゆもと まさのり ジャーナリスト)
1954年東京都生まれ。
私は、2006年まで東京都の小学校の教員をしていました。その後自主退職。
退職後は、自営業の傍ら、「学習塾」と「映画製作」をやりました。
その後、原発震災があり、テーマを福島の学校に絞って映画を作りました。
今は、憲法、野党共闘、沖縄を撮っています。
固いテーマと言われるかもしれません。
でも、僕の目的は、「人の希望」です。
どこかに必ず光が、人々の中にともっているはずだと思っています。
たぶん、これからも、ずっと撮り続けるだろうと思います。
(湯本雅典公式サイトより)
2008年ヒューマンドキュメンタリーコンテスト最優秀賞
「学校を辞めます 51歳の僕の選択」
僕は51歳で東京都の公立小学校の教員を自主、中途退職した。それは、本意ではなかった。僕にとって、毎日学校に行くことはあたりまえの「日常」だった。しかし、それが急にできなくなる事態が襲ってきたのである。この作品は、退職するまでの一年半を記録したビデオである。
2012年ヒューマンドキュメンタリーコンテスト審査員特別賞
「私たちは忘れないー福島 避難区域の教師たちー」
震災後1年半がたち、福島の学校はどうなったのか?警戒区域内では、避難区分の改編が行われ一部立ち入りができるようになっても、相変わらず子どもたちの避難生活は続いている。南相馬市小高区の中学生は「納得できねえ」と叫び続けている。避難区域外では、「復興」が叫ばれ、屋外活動制限の解除、プールの解禁など、震災前と同じ状況が作られていく。教師たちは、子どもたちに「これからどう生きていくのか」を一緒に考える立場に立ち、実践を始める。
日々、刻々と変わる社会情勢、マスコミは、必ずしも、時代の流れを追いません。
しかし、私たちは、常に「生活」の中で、「社会」の影響を受けています。
できるだけ、自分を俯瞰した地点から見たい。
その衝動で、僕は「現場」にでかけます。
(湯本雅典公式サイトより)
全国各地、尋ねた先々で人々の話をじっくり聴く湯本さん撮影のインタビュー映像には、既得権益にしがみつく政治家の不誠実な言葉ではなく、民主主義という国のあり方を真剣に考え求める人たちの姿がとらえられています。
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苫米地サトロさん(とまべち さとろ シンガーソングライター)
1964年福島県出身。
1988年より作詞作曲と宮城県 仙台市街地アーケード下でのストリートライブを始める。
東日本大震災で被災、宮城県亘理町で仲間達と臨時災害FMを立ち上げ活動する。
◾️ドキュメンタリー映画『風のかたち』
伊勢真一監督:2009年文化庁記録映画優秀賞受賞作品の
主題歌「川」を担当。
◾️ドキュメンタリー映画『傍(かたわら)~3月11日からの旅~』
伊勢真一監督 キネマ旬報ベスト・テン文化映画 第6位
出演と挿入歌「満月」を担当
「すてきなニュース」
泣きながらあなたの帰りを待ってる日々は
今日で終わり すてきなニュースがラジオで流れた
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子どもたちよ 子どもたちよ
怯えないで 隠れないでいい
信じられるかい すべての戦場が
なくなった 今日なくなった
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アルバム「遠い空 同じ月」の中の1曲として発表してから18年を経てのシングルカットです。
戦後というよりも戦前みたいな今のこの時代に、平和への祈りのこもったこのうたが、これから出会う誰かの手に届きますようにと、強く願っています。
こんなメッセージとともにシングルCD「すてきなニュース」が届きました。
(税抜300円 COPY FREE)
ライブでは今でもいつも最後に歌っているそうです。
なのはなレコード Eメール:satoro88earth@gmail.com
ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2012 でのライブ