【プログラム紹介】「世界は恐怖する ~死の灰の正体~」 | ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》のスタッフブログ

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2017年6月24日(土)〜25日(日) 阿倍野区民センター 大ホール



<8月25日(土) 19:00~>


「世界は恐怖する ~死の灰の正体~」(79)  監督:亀井 文夫



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2012年。今、改めて科学的な実証に基づく記録映画。




原水爆実験が生み出す死の灰の恐るべき実態を伝え、全世界の良心に訴える長編記録映画。


各大学、研究所の多くの科学者の協力により完成された。


原水爆の爆発により高空に吹き上げられる死の灰は、空気中のチリ、雨などに入り食物を通じて人間の体内に入り、


消化器や呼吸器を通って骨にたまり骨がんや白血病を引き起こす。


また、次世代のこどもや孫への影響として、奇形児や小頭児出産の事実が紹介される。


大気中の放射能は増加し続け、地表面のストロンチウム90は、今すぐ実験を止めても


10年は増加の一途で60年後にやっと現在の量と同じになるという。


1957年製作の作品であるが、福島原発事故を経験した今、改めて科学的な実証に基づく記録映画として重要である。




世界平和評議会賞・優秀映画鑑賞会推薦