まさに大忙し。
本日のHさんは、今日も作業に追われておりました。
某・・・ツインカムを修理中・・・
詳しくは割愛しますが、締めて◯百万円コースという、大掛かりな作業。
あとは、他所で買ったビンテージハーレーの、これまた大掛かりな修理。
他所・・・とは、本州は某所のカスタムショップ。
そこでビンテージハーレーを買ったは良いが、全然乗れない状態でHさんの元へ来たのが、約一年前。
何年も待って、ようやく買ったビンテージだというのに、調子が悪く乗れたモンじゃない、と。
困ったモンですね。
ビンテージだから、かなりの額ですよ。
それなのに、その有様。
オーナーは、怒り心頭ですよ。
でもなぁ・・・
そういうお店から、そういう車両を買ったのも、アナタ自身なんですよねぇ・・・
結論。
売ったほうも、買ったほうも、どっちもドッチ。
知識のないショップもだし、じっくり見極めなかったオーナーも。
どういう状態で買ったのかは、分からない。
「この48パン、絶好調ですよ!」などと言って売ったのか・・・
「調子はイマイチだけど、現状での販売で」と言って売ったのなら、不調を承知で買った事になるので、お店に文句は言えない。
ただ・・・
買ってすぐ、不調を訴える羽目になるのは、オーナーとしても不本意である。
ビンテージハーレーを納車して、すぐに修理のため再入庫・・・
動画でもたまに見かけますね。
そして、修理を依頼されたお店もお店で・・・
全然、直せられないでいる。
結果、エンジンを下ろして、内燃機屋さんに外注に出す。
内燃機屋の混雑具合によっては、年単位で待つ事に。
ハッキリ言います。
満足に直せないお店に、何度も修理を依頼しちゃダメですよ。
お金と時間ばかり費やす事になりますよ!?
何の為に高額なビンテージハーレーを買ったの・・・!?
乗って楽しむ為じゃないの・・・!?
お店もお店だけど、どういうお店かを見極められないオーナーにも問題はある。
お金と時間ばかり掛かると、オーナーにしわ寄せが来る。
そうやって辛い思いをしているオーナーが、どれだけ居るか。
そして、お店の見極めが出来なかったばっかりに、辛い思いを強いられる。
Hさんから納車されたビンテージハーレーは、まず・・・
一旦、納車されたら、そうそう戻っては来ない。
調子良く走るし、簡単には壊れないから。
オーナーから言わせてみれば、それは理想形の一つだけど、本来はそれが当たり前。
お店も少し考えるべき。
仮にもカスタムショップを名乗るなら、そうそうクレームなど来てはいけないでしょう!?
世に不調のビンテージが出回っているその背景に、「腕のないお店の存在」が間違いなくある。
直せない、分からない箇所を、放置しての納車など以ての外。
中には、遠くから遥々訪ねて来る客だっている。
そして、大枚叩いて「金額に見合っていないビンテージを『買わされて』いく」。
当然、不調なので、納車後すぐにHさんのもとへ来る。
どうだろう・・・!?
その時のHさんの心境とは・・・
実際に聞いてみた訳ではないから、本当のところは推測の域を超えないが。
察するに、色々複雑な思いは、抱いている事だろうと思う。
なかなか乗れずに、何年も待つ事になってしまう・・・
これはケースバイケース。
例えば、何か新しいカスタムを依頼した・・・とする。
新たな部品を発注し、納品まで数ヶ月待ち・・・とか。
部品によっては、一年待ちとかも実際に起こり得る。
そこには文句は、言ってはいけない。
部品が来ない事には、始まらないのだから。
ところが、そうではなく・・・
直せるはずの箇所が、直せないでいる。
そんなのは、お店の問題以外の何者でもない。
自分も、今まさにアーリーショベルを作ってもらっていますが・・・
身をもって感じた事は・・・
ヘタなお店に依頼出来ない
・・・という事。
つくづくHさんに依頼して良かった。
今でもそう痛感しています。
現在、大忙しのHさん。
またちょっと、我がショベルが停滞してはいるが・・・
それを後ろめたく思うHさんの気持ちも、察するに余りあるので。
なぁに・・・もうちょっとで完成するさ。
(*´ω`*)