退院のご依頼、弱弱しい声は病気のせいもあるかとおもい先方の希望される日時を
調整する。
車いすを用意して病棟に上がり受付に声をかけ四人部屋の病室に看護師と伺う、
手前のベッドの患者さんとだけ言い残され立ち去られる。
患者さんはオ-バコ-トを首まで引き上げベッドに腰掛け出る用意はできている。
顔は内撫せておられるので表情はわからない。
看護師詰所前でエレベ-タ-が上がってくるまでっている間
どの看護師も横を通られながらエレベ-タ-の前の患者から遠い詰所よりを通られこちらには見向きもされない。見ずらい患者さんだったのかと推測。
お送り先のご住所を確かめて病院を出る。
オ-バコ-トに首をうずめた状態のまま郊外のご自宅に到着。
着きましたと声をかけるが返事が返ってこない、下から顔を覗き込むと目を閉じられて弱弱しい息遣い。
玄関を開けると高齢の母親が待っておられ
息子さんの様子がおかしいと話す。
実は病院から退院は無理といわれていたのを振り切って退院されたと話される、抱きかかえて玄関板間に横たえ母親に病院にすぐ連絡してほしいと伝える。
病院からは救急車で病院へ連れてくるように言われたと救急に連絡される。