会社で

どうしようもないとある部署のリーダーがいる。

もう、ほんとひどくて、このリーダーのいうことを聞かないと、部下たちは仕事を与えてもらえない。

なにをするにも許可が必要なため、いつまでたっても下が育たない。

部下はリーダーの顔色を常にうかがっていて、仕事をしててもほんとしんどそうである。

 

僕はこのリーダーが嫌いだ。

別に他部署だから気にしなかったらいいのだけども、

この部下の子からかなりの確率でリーダーについて相談される。

なんとかしてあげないといけない。

 

ぼくの今の部署は、第三者という立場。

同じ会社だけれども、常に客観的に物事を考えないといけない。

第三者だからわかることもある。

 

人間関係が悪いため、もちろん、そこの部署のやる仕事も品質が悪い。

そこを弱点とにらんで、そこから、物事を進めることにした。

そして、今日、

ついに、

人間関係が悪いために仕事の品質も悪いことが専務にまで届き、

そのリーダーは降格が決まった。

まだ周りの部下たちはしらないが、今日、専務が「リーダー外すわ、、、、」と一言。

 

専務を説得するのに作成した、報告書、、、、実に11枚。

何が悪いのかを、主観を取り除いて、すべて客観的に書き、

説得。

 

初めて、ぼくの権限だけで、

人を降格させた。

 

きっとそこの部下たちは喜ぶだろう。

そのリーダーのせいで辞めたやつもたくさんいる。

僕はその子らを救ったのだろう。

 

と、その時はドヤ顔だった。

 

 

数時間後、頭が冷えたのか

冷静に物事を考える

 

 

このリーダー、

僕より年上で、家族もいる

家族か、、、、

降格で給料もだいぶ減るだろう。

家計も苦しいだろう。

 

と、余計なことまで考える。

もちろん、もちろんですよ、部下はもっと安い給料で、

歯向かえば仕事を与えてもらえないという恐怖におびえて毎日仕事していたんだろうけど、

ほんとうにこれでよかったのかと思うときがある。

 

たったこれだけでも考えるべきことや、思うことがたくさんある。

裁判員制度ってもっと考えるんだろうなと思う。

だって、犯罪を犯した人と侵された人が急に目の前に出てきて、

どっちが悪いとか急に聞かれるんでしょ。

そんなの法律上被害者と加害者かもしれないけど、

性格がめっちゃ悪い被害者だっているわけだし、

不可抗力で加害者になった人もいるんだろう。中には。

 

それをたった三日間程度で裁けって、なかなかできませんよ。

 

人には伝えきれないほどのバックグラウンドがあって、

僕たちはそれを互いに尊重しながら会社なり、仕事なりしているんだ。

 

いろんな人がいて、

中には嫌いなやつもいて、

中にはほんとはいいやつなのに我々のことを思って悪いふりをしている人もいる。

 

犯罪だって表面をみれば悪いことで、

その悪いことは償わないといけないのだろうけど、

みんな生まれ持っての犯罪者はいないんだ。

どこかで歯車が狂ってそうなったんだ。

 

と考えると、

僕には裁判員は無理だと感じた今日のできごと。

 

ぼくのできる精一杯のことをやりました。

みんなやりましたよ。

あいつもうすぐしたら降格だよ。

 

、、、といっても一人ごとですが、、、、

 

これでよかったんだと言い切ります。

じゃないと精神が持たない。