実は、「米ドル/円」市場には「上昇する時間帯」と「下落する時間帯」があった! | 「金融工学」と「相関関係」と「相場サイクル」を利用すれば、金融トレードは必ず勝てる

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米・欧の株式市場
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 先日、あるサイトにて、米ドル/円の時間帯別によるアノマリー(値動きの傾向)を解説している経済・金融研究所の論文を目にしました。

 早速、精読してみますと「米ドル/円の値動きには、かなり以前から上昇する傾向が強い時間帯と、下落傾向にある時間帯及びどちらでもない時間帯が潜在している」ということが書かれていました。

 FXトレードを始めてから約15年近く経ちますが、恥ずかしながら、米ドル/円の「時間帯別アノマリー」の存在には気が付きませんでした。

 

 ごく簡単に要約しますと、日本時間午前3時から11時までの時間帯では、ほとんどの場合「円安・ドル高」となっているようです。

 そして、同午前11時から、ロンドン市場に移行する直前とも言える午後17時までは「円高・ドル安」傾向が強いとのことです。

 その他の時間帯においては、特に顕著な傾向は見られないと分析されています。

 

 おそらく、午前中の円安ドル高は、毎日9時55分に行われる「仲値公示」の影響だと思われます。

 仲値公示までに、金融機関が輸入企業の需要に応じて、早朝から米ドルを市場から調達することにより円安ドル高につながっているのでしょう。

 その後の円高ドル安の傾向が強いのは、「円売りドル買い」が一旦出尽くした以降は、輸出企業や投資家等の米ドル→円の散発的な注文が市場に入るからだと考えられます。

 

 このサイトの著者は、「何も考えずに、午前3時に米ドル/円を買い、午前11時にドテン売り、午後7時にドテン買い、午後11時に決済」のトレードを淡々と毎日続けていくだけでも5年間で「約9000pips」取れると分析されています。

 非常に斬新で面白いアプローチだと思います。

 米ドルだけではなく、ユーロや豪ドルの「時間帯別アノマリー」の一覧表も掲載されています。

 こちらがそのサイトですので、ご興味のある方は、是非実践トレードのご参考にしてみて下さい。