注意:本日の内容はサッカーに本代表戦を見た、私の個人的な文句やグチが並びます。ご承知の上でお読み頂くか、スルーされるかのどちらかでお願いします。
それから、テレビの報道を鵜呑みにしてお花畑な期待をしていた方々も見ない方が良いでしょう。そういう人を叩く内容がありますので。
・個人的シナリオと現実
グループリーグの面子を見てまず思ったのが、「コロンビアには勝てない」であった。元々南米勢には弱い部分がある日本。ベスト16入りした過去の大会でも、ヨーロッパ勢には勝てても南米勢には勝てていなかった。まして南米大陸での開催でコロンビアにアドバンテージがある。この状況からグループ突破を狙うなら、コートジボワールとギリシャ相手に1勝1分以上の結果を出す必要があった。
特に重要なのがどちらから1勝を奪うかであるが、個人的にはコートジボワール戦と見ていた。攻撃陣は強力だが守備に隙があり、失点しながらも押し勝てるのではないかと期待した。ギリシャはヨーロッパ予選でも堅い守備を見せており、下がられれば勝ち越し点を奪うのは難しいという部分もあった。
ところが現実は厳しいものとなった。コロンビア戦を残して1分1敗という絶望的状況。そして最終戦だけ見込み通りという結末で日本はW杯から去っていった。
・慎重になりすぎたコートジボワール戦
やはり大きかったのはコートジボワール戦での躓きだろう。日本が本来のスタイルで90分戦えば、十分勝ち目があった相手であった。しかし先制点を奪った後は下がりすぎてしまい、逆に相手がボールを支配して攻撃に出やすい状況となってしまった。コートジボワールは攻撃陣こそ強力だが、他はそれほどでもない。スタイル通りに攻め込めば守備の隙をつけたし、攻撃の起点からつぶして強力な攻撃陣を使わせない戦いに持ち込む事も不可能ではなかった。
相手のサイドバックがイケイケで攻め込んで、ウイングが守備に追われるばかりになる。この形はいつかのブラジル戦でやられた形。その形に持ち込ませないためにもボールを支配して攻め、相手サイドバックを後方にとどめさせたかったのだが。
慎重になりすぎた結果自滅した印象の初戦。押し込まれてパス選択肢が少なくなった状況で遠藤を入れても、香川が消えて攻められていた左サイドの守備力が落ちただけだった。結果論だが、遠藤をスタメンで使えなかったのかと思う。
・迷走したギリシャ戦
海外メディアからもずいぶんと厳しく言われたギリシャ戦。後半は両サイドバックも上がって攻め込んだが10人のギリシャを崩せなかった。スペースを消され、パスで崩すのが難しかったのは事実。とはいえ、交代枠を残したまま吉田の高さを使う攻撃に出たのは驚きだった。高さを使うロングボール攻撃は、メンバー選出の時点で完全に捨てたはずだったからだ。
自ら捨てたはずのカード。しかもその劣化版で勝負に出るというのは、結果ゴールに結びついたとしてもいかがなものかと思う。ザッケローニ監督の手腕は悪くないと思っていただけに、この愚策は残念でならなかった。この引き分けが負けに等しく、グループリーグ突破が事実上無くなってしまった。
・最低だったのは選手?監督?どちらでもない
そして迎えたコロンビア戦。相手が主力を温存してきた前半こそ同点で折り返したが、最後は本来の力の差が出た。それだけの事であった。
しかしメディアや大衆の反応はひどいものが多かった。大会前は「首位通過できる」 「2戦目までは余裕」などと言っていたが、結果が出てから急に戦犯探しやバッシングが始まった。W杯でアジア勢は下位チーム。どのグループリーグでも勝ち星を計算できる相手として見られているものだ。そういう結末がありえる事は、ドイツ大会で経験したはずなのに・・・
結果に不満があるのは仕方ないが、その不満の原因は選手や監督なのだろうか?自分が何も考えずに勝手に期待したからではないのか?だとすれば不満の戦犯は自分自身である。
今大会ではスペイン・イタリア・イングランドといった優勝経験国でさえ、今大会ではグループリーグで消えている。アジア勢はグループ2位を狙う力はあっても、2位以上を当然期待できるというレベルには達していない。それなのに失望だとか慢心だとかを結果論だけで言っているのは、己の低さを宣伝しているだけなのだが・・・
メディアもそれに乗せられる衆愚も、トリノ五輪のメダルラッシュ予想報道と、その結果から何も進歩していない。
選手は参加して満足じゃなく、その中で上位を狙いに行く。結果的に強気の発言になるのも当然の事。「FIFAランキングではグループ最下位だから、グループ最下位になると思います。」じゃあ勝てるものも勝てない。勝とうという意志を受け止めればいいのに、結果だけ見てビッグマウスだとか言うのはいかがなものか。試合内容を見て、本来できたのではと思う部分を指摘しているなら分かる。しかし内容が悪くても結果勝ちなら勝手に騒ぎ、結果負けなら全否定というのは低脳の極みである。
個人的に今大会で一番ひどかったのは、相変わらずなメディアとそれに乗せられる衆愚であった。選手や監督は今回の結果を次の改善につなげるだろう。つなげなければ選手や監督として生き残れない。しかし同じ流れを繰り返すメディアや衆愚は、今後も同じ事を繰り返すのだろう。
本田のボールロストが多かったとか、香川が消えていたとか、采配への疑問とか、個人的に思うところはたくさんある。しかし一番印象が悪かったのは、メディアとそれに乗せられる人間であった。
では、また機会があれば。