牽引免許教習記録⑭ 卒業検定 | しもつけ自動車館

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昔はバス記事、最近は鉄道模型記事の二本立てです。

所定の教習12時限を終了し、いよいよ卒業検定です。牽引の受験者は当方1名のみなので、説明等も検定員より個別に説明があった後、早速検定開始です。緊張していないと言えば嘘になりますが、今更どうすることもできませんので、努めていつもの教習と同様だと暗示をしてスタート。試験車両も教習車そのものですし、コースも覚えてきていますので、ある程度は先読みできるのは、指定教習所の検定の有利な点でもありますね。

 

まずは前進での課題走行をこなしつつ、いよいよ方向変換コースへ。左折進入+右バックです。最初の車両の誘導はまずまず成功。必死に覚えたポイントから、練習と同様の所定の操作を開始。ただ、条件によってトレーラの挙動が微妙に変わりますので、微修正は必要です。しかし、最初の角度付けが少し浅かったらしく、トレーラーがだいぶ端の方に収まってしまいました…。いや、途中で気づいたのですが、修正舵を当てて訳分からなくなるよりは、とりあえず車庫入れして、出る時に前進切り返しする方針に切り替えました。

 

車庫に入ってトレーラとトラクタヘッドが一直線になった時点で「入りました」と検定員に申告するルールですので、その旨を行ったのですが、検定員の確認がいつも以上に慎重…若干首を傾げたような仕草が非常に気になったのですが、無事(なのか?)にOKをいただき、前進で車庫から出ます。が、先述のように、切り返ししないと出られない状況ですので、一旦、トラクタヘッドを思いっきり反対側に振ってトレーラを反対側に引きずり、トラクタヘッドを切り返しバックさせてトレーラの後輪を縁石から引きはがし、そのまま前進で脱出です。一回切り返しは減点なしですが、切り返し時の後方安全確認が不十分だとそこで減点されますので、そこはある程度大げさに確認をしました。

 

方向変換の後はいよいよS字へ。しかし、そこへ行く途中、優先道路へ出る際に、やや遠方より接近してきた普通教習車の挙動が怪しく、交差点左折を少し待ってしまったのですが、普通車の指導員席からも、検定員からも早く行けという仕草を受けたので、安全確認後、先に左折をしてS字へ(多分、ここの判断がマズかったらしい)。

 

S字自体は最終教習日で何となくイメージはつきましたので、その通りに走行して問題なく終了、その後は気を抜かずに前進で課題走行をこなして、発着点に帰着。駐車措置をしてから、検定員より講評です。

 

・全体的には良い走りが出来ていた。

・方向変換、奥に入り過ぎ。あれじゃ、切り返さないと出られないなと思った。あの場合、車庫に平行にしなくていいから、途中で折って帳尻あわせて、切り返し無しで出ても良かったかも。一回切り返しで余裕を持って出られたのはOK。

・優先道路に出る時に慎重になり過ぎ。相手車指導員から譲ってもらった時点で出るべきだった。

・走行にメリハリがあって良かったが、優先道路で元気良すぎブレーキ詰めすぎ。抑える所は抑えられているのは良いが、もう少し早めに緩くブレーキングの方が安心。

・確認はよく出来ていた。

 

とのことです。方向変換と優先道路の件は自覚があったので、まぁそうだよなと…。優先道路は、短い直線でも可能な限り速度を上げていたのですが、逆に制動側で詰めすぎていたようです…。とりあえず、講評の後に「この後事務から色々な手続きあると思うので、ロビーで待っていてください」と言われた時点で、おそらく合格だろうなという予感(^^

 

それから1時間も掛からないタイミングで、管理者(?)の方から直接声掛けをされ、淡々とこの後の手続き説明が始まります。つまり、合格ということですね。普通車などは、電光掲示板(?)に番号が出るようですが、牽引車は自分だけだったので、わざわざそのような事はしないのでしょう。そして、手続きのご案内後は、アンケートを記入してあっけなく終了です。