グリーンマックス 動力ユニットの加工と整備 | しもつけ自動車館

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昔はバス記事、最近は鉄道模型記事の二本立てです。

本格的にNゲージ工作を再開して2年半経ちましたが、専ら愛用している動力は、グリーンマックスの二世代も三世代も前のシロモノ(^^; 主に金欠で高級な新品が買えないというのもありますが、部品共通化も大きな理由の一つです。

▲上から、グリーンマックスエコノミーキット用の通称「文鎮」動力、エンドウのを改良した文鎮の一世代前の動力、そして一番下がベースとなったエンドウ製動力。

いずれも、ジャンク品で1,000円程度で売られていたやつ。不動だとリサイクルショップで500円位で手に入ったりするので、そういうのがあったら収集しています。
これら動力の最大の魅力は、台車枠及びギヤ部品が全て共通に使い回せることと、その台車枠も加工によって自在に変えられること。
したがって、部品単位でバラバラにして、上に載せる車体にあわせて仕立てられるというわけです。

▲軸受けがピボットじゃないのと、室内灯の集電機能がないので、台車枠は単なる「飾り」。なので、ここを加工で削って、あらたな枠を張り付けるろと、任意の型式の台車になります。

▲新たに張り付ける台車枠。ホイールベースさえ合っていれば、ベースは何でもいいですね(^^;

▲文鎮以外の動力は、床板と床下機器が一体整形なのですが、これも削り取ってしまえば、任意の床下機器が付けられます。


▲結果、床板に穴が開くので、床下機器一緒に切り落としてしまったカバーをつけ直し。両脇に床下機器で塞げば、元通りの防塵性能になります。

▲そんな組み合わせで出来上がったチャンポン動力達。上のは、グリーンマックスのダイカストとモーターにエンドウの床板、文鎮動力台車枠の組み合わせ。下のやつは、エンドウモーターに文鎮動力DT33台車枠を削って新たにFS356にしたものと、グリーンマックスの床板を削ったものを付けました。

ちなみに、これらを組み立てる際、ギヤ類の調整もしています。当然、ギヤ達も互換性があるので、公差の範囲内で、なるべく走行抵抗が小さくなるやつを選びます。不動品でも、このプロセス中で、掃除してあげれば、大抵は復活します☆

▲試運転。40年近く前のエンドウ動力が原型ですが、意外とスローが効きます。やたらと重いので、10両編成でもコレ1台で充分☆