Harvard Conference報告 その3~cultural~ | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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こんにちは。8期渉外の石神友希穂です。

私からはハーバードカンファレンスのculturalパートについて報告します。

ハーバードカンファレンスのすばらしいところは、アジア8か国の学生がハーバードの地に会すことです。アメリカとの文化の違いに加え、アジア各国との文化の違いをも楽しめることが、当カンファレンスの大きな醍醐味のひとつだと思います。ここでは4つの文化企画を紹介していきます。


①ボストンツアー

到着して最初の文化企画はボストンツアーでした。各国メンバーひとりずつのグループに分かれ、ハーバード生がボストンの名所を今年のカンファレンステーマ"building sustainable cities"の観点を交えて案内してくれました。

ダウンタウン中心の広々とした公園ボストンコモンを出発し、フリーダムトレイルに沿ってクインシーマーケットまで歩いた後、ホロコーストメモリアルを抜けて帰途につきました。

フリーダムトレイルとは、ボストン16ヵ所の名所を結ぶトレイルで、アメリカ建国の息吹を感じることができます。ホロコーストメモリアルは町中にあって厳かな雰囲気を醸し出していました。ボストンの町自体そんなに大きくはない印象を受けましたが、アメリカ建国の地、学問の中心としての存在感がありました。


②ハーバードツアー

こちらも各国メンバー数人ずつのグループに分かれ、ハーバード生が大学のキャンパスを案内してくれました。

ジョン・ハーバードの銅像、ハーバードヤード、ワイドナー図書館、メモリアルホール等の見どころを回りました。流石はハーバード大学、どの建物も重厚な造りで、きれいな雪景色を織り成していました。ハーバード生の世界一の大学に通っているという誇りも感じることができました。

ハーバード大学はケンブリッジにありキャンパスが町と一体になって広々としているところが、学術機関が集結している東京大学と大きく異なる点でした。また、東京大学は新旧の建物が混ざっている一方、ハーバード大学は外観が保存されているので統一感があり、見応えがありました。

③タレントショー

タレントショーは各国やハーバード生が出し物をする企画です。私たち東京は、全員によるソーラン節、個人によるけん玉、南京玉簾を発表しました。お世辞かもしれませんが、「すごく気に入ったよ」「沢山練習したんだね」等好評をいただけたのでよかったです。ソーラン節は、日本の伝統的な舞踊で、かつアップテンポで観客を惹き込めるダイナミックなことがしたいとの思いで選びました。カンファレンス前日から練習を始め、カンファレンスの合間にも特訓をしてやっと形になったので、思い入れの深いものとなりました。

他にもイスタンブールがベリーダンスをしたり、ソウルがK-POPを踊ったり、ムンバイがヨガを披露したりするなど、各国が特有の良さを活かした見所の多いタレントショーでした。東京やソウルのようにひとつのことを見せ切るスタイルもあれば、イスタンブールやムンバイのように少しずつ複数のものを披露する場合もあり、各々自国の文化の良さを伝えようと趣向を凝らしていました。



④アイアンシェフ

アイアンシェフとは、各国対抗で料理を競う企画です。使わなければいけない隠し味はりんご。まず20ドルを与えられ、いっせいに同じスーパーで制限時間内に買い物をします。それとりんごを使って制限時間内に料理をし、ハーバード生の審査員3名が試食をして3つの賞を決めます。

私たちはさんざん話し合った上、えび・なす・鶏の天丼、りんごの天ぷら、焼き鳥(なすりんご付き)、りんごうさぎを作りました。結果、全ての料理にりんごを使っていることが評価され、クリエイティブ賞をいただきました。他には、白鳥のフルーツカービングが素晴らしかったバンコク、唯一デザートを出したドバイが受賞していました。各国の試食ができたので一度に様々なアジア料理が楽しめて、とても良い経験になりました。私たち東京の料理は大人気で飛ぶように売れたのも嬉しかったです。


以上の通り、ハーバードカンファレンスは、アメリカの文化を味わうことはもちろん、ハーバード大学だからこそこうしてアジア各国の学生が集まって文化を共有できる貴重な機会でした。差異を障壁とするのではなく愉しむような、互いに訪ねてみたいと言い合えるような、学生ならではの関係を築けたのは大きい成果でした。


次回はsocialな企画の総括をお届けします。

お楽しみに!