Harvard Conference報告 その1~総括~ | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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HCAP東京大学運営委員会の現役メンバーが更新する公式ブログです。

HCAP8期代表の御代田太一です。

今年もHCAP東京大学運営委員会8名は1/18~1/269日間、米国ハーバード大学でのHarvard Conferenceに参加してきました。

Harvard Conferenceにはアジア8(東京、ソウル、香港、シンガポール、ムンバイ、イスタンブール、ドバイ)のトップ大学から各8名ずつと本部ハーバード大学から100名超のメンバーの合計160名超の世界中の学生が参加します。

今年の年間を通じてのHCAPのテーマは「Building Sustainable Cities」です。このテーマは1月のHarvard Conference3月に8か国で行われるAsia Conferenceの全国際会議の共通テーマです。このテーマは1年間を通じ、学生同士の議論の種やレクチャーのテーマになります。このテーマを通じて、HCAPに参加する世界中の学生が同じ分野に目を向け、世界の課題解決のために何ができるかを考えます。

ハーバードカンファレンスは学術・文化・交流の3種類のプログラムで構成され、レクチャーやディスカッションからダンスパーティーなどプログラムは多岐にわたり、参加者は9日間、自分以外の160人の学生と共に語り合い、笑いあい、踊り合います。

詳しいプログラムの内容に関してはこれからの投稿に任せるとして、初めての投稿ということで、東京デリゲイツを代表して、今回のカンファレンスを通じて自分が個人的に感じたことをこの場を借りてお伝えしようと思います。

この9日間は言うまでもなく、たくさんの「外国人」と出会いました。恥ずかしながら自分にとって、これほど集中的に外国人と触れ合う機会は今回が初めてで、その分新たに感じ取れたものは少なくありませんでした。

まず、「同じ」だということです。どんな自然環境で育ち、どんな教育を受け、どんな文化の中で生きてきても、変わらないものは変わりません。どんな国から来た学生の中にも、人を笑わせるのが得意な奴、周りに気を使える奴、下らないことが大好きな奴がいました。考えてみれば当たり前のことですが、普段の大学生活ではなかなか実感することは出来ません。

「低炭素社会に向けての活動は民間と行政のどちらが先導していくべきか」についてのディベート、ボストンの中国人が経営する寿司料理屋での食事、ヒンディー語や韓国語の歌が公然と流れるカラオケ、何度も転んでドバイの女の子に本気で心配されたアイススケート、、、たくさんの他愛のない時間を通じて、「外国人」も根本的には自分と何も変わらないことに気付けました。

また、僕は「驚き」ました。満足のいかない自分の英語力の中でも、英語で「愛とは何か」を語り合い、僕の英語での冗談に腹を抱えて笑ってくれる友達がたった1週間でこんなにもできたことに驚きました。狭い世界で生きてきた自分にはこの経験は衝撃的でした。

相手を「外国人」として認識したとき、僕たちは自然と「国」と人格や宗教的背景を結びつけ、それぞれの「外国人」を画一化しながら考えています。もちろんそれが楽な場合もあるとは思いますが、やはり現実はそんな単純ではないと思い知りました。余計なしがらみのない学生時代にたくさんの友達を世界に作り、外国人も同じ人間だと実感し、身近な人間の数を12000万人から70億人に増やすことこそが学生による国際交流の1つの醍醐味なのかもしれません。

自分にとっては、とにかく衝撃的な9日間でした。毎晩のように朝の3時までダンスパーティーに参加し、朝9時からはレクチャーが始まり、その後にはディスカッション、そして夜には各国のタレントショーが待っている。まさに「Study hard, play hard」な9日間でした。まだ自分の中で言語化し切れていない感情も多くありますが、この経験を少しずつ噛み砕きながらこれからの人生に生かしていきたいと思います。

次の投稿からは、「academic」「cultural」「social」それぞれのプログラムについての詳しい総括を他のメンバーよりお送りします。お楽しみに。