Tokyo Conference Day 7 (3/16) AM | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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おはようございます。
再び佐野から、16日の午前について報告します。

この日は最初に、アメリカ大使館を訪問しました。
今回の東京カンファレンスでは「日米関係」について学習、考察することが企画に通底するテーマの一つとなっております。
3日目の午前に沼田大使から「日本から見た」日米関係について伺い、本日の午前に「アメリカから見た」日米関係について伺う、というのがこの企画の趣旨です。
大使館では政治や経済などの各部門で働いていらっしゃる方5名からそれぞれお話を伺った後、東大、ハーバード両学生が質問をしました。
お話の内容は詳しくは申し上げられませんが、日米関係とは高官や首脳によるものだけではなく、市民が相手国についてどう感じるかが大切であるという、分かってはいるが見落としがちな点を再確認させてくれました。
お世話になった方には厚く御礼申し上げます。

その後は、すぐそばにある日本財団ビルに移動し、笹川平和財団様のご協力の下で、日米関係に関する意見交換会兼昼食会を催しました。
ゲストとして若手外交官の方2名と若手の教授の方をお呼びし、「これからの」日米関係に焦点を当てたディスカッションをしました。
自分の参加したグループでは、「10年後の日米関係、国際関係はどうなっているか」「中国は軍事力でアメリカを追い抜くか」などの具体的な問いを立て、それをもとに学生の意見を聞くという形式を取りました。
話の内容は自分たちが10年後、20年後に直面するものであるだけに身近に感じられる興味深いものでしたが、それ以上に、意見を持つ姿勢の大切さを実感しました。
恐らく、質問に対してすぐに意見を述べられたハーバード生は、膨大な背景知識を持っているのではなく、持っている背景知識から自分の意見を形成する能力を日頃から養っているのだと思います。
日本では、どうしても外から入って来る知識に受け身になり、それを受け止めて終わり、という習慣が根強いと思いますが、自分たちが将来直面する問題なのだから、今のうちからしっかりと意見を持っておくことは大切だと実感した次第です。
最後に、お世話になった笹川平和財団の皆様と、ご来場頂いた外交官の方々、教授の方には厚く御礼申し上げます。

次の記事は16日の午後についてです。