おはようございます☀
昨夜は近鉄アート館ではじまった
第九回あべの歌舞伎を観てきました。
演目は
伊賀越道中双六いがごえどうちゅうすごろく
三幕です。
伊賀越道中双六は「沼津の段」を
何度かみたことがありましたが、
今回は発端「和田行家殺し」より
大詰「伊賀上野の仇討」までを演じる
「晴の会」バージョンでしたので、
理解しやすくなって
興味深く拝見することができました。
近鉄アート館は三方客席で、舞台を囲む形で
役者さんもあちこちからでてきます。
これが楽しいんですよ。
伊賀越道中双六 大作でした。
今まで、歌舞伎座や松竹座で観たのは
沼津の段だけだったので、
今回の晴の会バージョンをみて
伊賀越道中双六が曽我兄弟の仇討、
赤穂浪士の討入とならんで日本三大仇討と
いわれていることも納得でした。
舞台装置も今までは簡素なものが多かった
けれど、沼津では平作の家がでてきました。
浄瑠璃さんも舞台袖で演奏されてたし、
二胡の音色も聞こえてきて近くで聞けるのは
とてもステキでした。
晴の会は結成10周年だそうですが、
ずっと続けてこられた
松十郎さん、千壽さん、千次郎さん
は安定した演技でお上手でしたが、
今回は仇討の翫政さんよかったですね。
七月の松竹座の小さん金五郎の時のお役も
楽しかったし、がんばってほしいです。
仁左衛門さんの監修指導
山村友五郎さんの演出でした。
仁左衛門さん、後ろの席に座っておられました。厳しいダメ出しもあるのかな。
わたしのななめ後ろには、上村吉太朗さんも
こられてました。
第1回目から毎年きてますが、
今年もよく考えられた演目で満足しました。
来年も続いていきますように。
幕間はお隣のカフェで
桃といちじくのケーキとアイスコーヒーを
いただきました。
甘すぎない生クリームで桃といちじくの
ナチュラルな甘さがひきたっていて
とてもおいしかったです。
きょうも最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まだまだ、猛暑がつづきそうです。
皆さま、おからだ大切にお過ごしください