・歌舞伎十八番の内 『毛抜』
小野春道館の場
今回、『歌舞伎のみかた』の解説は中村隼人さんです
舞台の廻わり舞台(25mもある)やセリ上がりなどの舞台機構の話から、附けうちさんの附けにあわせて立役さんの豪快な歩き方や女形さんの柔らかい歩き方などを実演してくださいました
女形さんをやってみましょうって、最初肩をぶらぶらさせてから肩甲骨を後ろにぎゅってしめて肩を落として、膝も落として歩くと、隼人さんが、線の細い柔らかく小さく見えるんですね
『毛抜』のお役の秦秀太郎も細くて柔わな感じがでてましたもの。さすがだなと思いました
その他にも、立廻わりや毛振りなどをやってみせてくださいました
立廻わりは、見得も決まりすばらしかったし、毛振りは、振り毛が7kgくらいあるらしいのですが、頭にさらしをまいて振り毛をつけるところから見せていただきました
一生懸命実演してくださったので、息があがって汗びっしょりで益々素敵な隼人さんでした
歌舞伎ってほんとすごいです
隼人さんは小さい頃から、色々なお稽古をされて、まだまだお若いのにこれだけのことができて、観客を引き付ける力も持っておられる、将来が本当に楽しみですね
そのあと『毛抜』の解説説明があって 、あっという間に終わってしまった楽しい30分でした
最後は歌舞伎をひろめるためにも、#歌舞伎みたよをつけて、SNSにのせてくださいって 撮影会でした
前から6列目でしたが、残念ながらあまり上手くはとれませんでした雰囲気だけでも(笑)
・『毛抜』
今まで記憶のあるところで三回みたことがあります
やっぱり違うんですね
良い悪いではなく個性なんだとおもいます
錦之助さんの粂寺弾正、茶目っ気があるというかなんか楽しそうに演じておられて、みているこちらまで楽しかったです
特に、秀太郎に馬術の稽古といって戯れるところとか、胸きゅんでした(笑)
秀太郎の隼人さんの嫌そうな顔が可愛くて、親子でやってらっしゃるのだからよけいに可笑しかったです
なんかそこが一番印象に残ってて、博多座でみた粂寺弾正の松緑さんはもっといやらしくて強そうにみえたなとか考えてました
今まで、『毛抜』って 理解できてないところがあったのですが、今日は事前に解説説明も聞くことができて、居眠りすることもなく楽しい観劇となりました
平日は中高生の団体さんでいっぱいだとか、今日のような歌舞伎鑑賞教室だと楽しいし、歌舞伎の敷居の高いイメージもなくて、お若いお客さまも増えていくでしょうね
おばさんだって、近かったら何回でもみたいですもの
今日は終演時間が、早かったので大阪へ帰る前に、大丸東京店にあるサバティーニ・ディ・フィレンツェでお食事をして新幹線に乗り帰途につきました
歌舞伎を観て、美味しいもの食べて満足な一日でした
今週もがんばれます