化学の神の右手 | 所長日記・改

化学の神の右手

 考えてみると、
 
 鎮魂歌 より
 
 葬送曲のほうが良かったのではなかろうか?
 
 まあ良いや・・・
  
 
 
 で、昨日の話 ――

 

 先日作った硫酸銅水溶液 を使ってみた。
 
 計算上0.5ppmにするには
 
 先日作った硫酸銅水溶液を2mlなのだが
 
 最初は銅イオン濃度が上昇しないので
 
 多めに8mlを滴下・・・は面倒なので投入
 
 何故、8mlか・・・
 
 それは
 
 勘
 
 である。
 
 そう、“勘”以外のナニモノでもない。
 
   ※正確には、銅イオンメーターで計りつつ滴下してください。
    特に高級魚オーナーは絶対に“勘”はいけません。
    テキトーに添加して、万一、魚が死んでしまったとしても、
    当研究所は一切責任を取りません。
 
 で、添加・・・
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・・・・
 
 変化なし。
 
 相も変わらず、ガラスにびっしりと貝がはり付いている。
 
 しかし、
 
 電子天秤と私の計算と私の勘を信じて放っておく。
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・・・・
 
 やはり変化は無い。
 
 ん?
 
 そういえばネットでは
 
 “鬱陶しい貝には硫酸銅!”
 
 的なことは書いてあっても
 
 硫酸銅を添加してどうなるかは書いてなかった気がする・・・
 
 それによくよくかつ常識で考えてみたら、
 
 添加した瞬間
 
 貝がポロポロ落ちていったり
 
 溶けていったりするはずも無い。
 
 というわけで
 
 そのまま放っておいて、私は仕事へ・・・
 
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 
 で、帰宅。
 
 !?
 
 あんなにびっしりといた貝が1匹もいない。
 
 良く見ると
 
 吸水口の隙間に白くにごった貝が挟まっている。
 
 !?
 
 濾過槽を見ると
 
 こんなにいたのか?
 
 というほどの貝が転がっている。
 
 因みにネオンテトラはぴんぴんしている。
 
 一応、成功なのだろう。
 
 やはり化学の神の力は凄かった。
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・待てよ。
 
 あと992mlもあるけど、どうしよう・・・
 
 ダニエル電池でも作ろうかな・・・
  
 
 
→取り敢えず、明日水換えして、今度は2mlを添加して様子を見ようと思うH.Cの『H.C研究所ホームページ』へ